2016.11.22

川崎はエース健在で補完性も抜群、SR渋谷はスパングラーを止めれば勝機あり

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 中地区首位をキープする川崎ブレイブサンダース。前節の新潟アルビレックスBB戦は、ケガで遠征に帯同しなかったジュフ磨々道の穴を永吉佑也が埋め、連勝を飾った。栗原貴宏も良い働きを見せて勝利に貢献。磨々道と藤井祐眞も含め、8、9人のローテーションを確立しつつある。もちろん、大黒柱のニック・ファジーカスは2試合で計63得点、25リバウンドと健在だ。

 サンロッカーズ渋谷は、新たに加わったチャド・ポスチュマスが1戦目で得点、リバウンドともにチームハイと、B2リーグ個人ランキング上位の実力を見せつけ白星をもたらした。翌日はロースコアに持ちこまれて敗れたものの、開幕からの課題であったペイントエリアの得点力はメドが立ち、やはり開幕からの課題だったターンオーバーの多さも解消されてきている。現在取り組んでいるゾーンディフェンスの精度が上がれば、再び中地区首位の座も見えてくるだろう。

 そのためには、ここで川崎をたたいておきたいところだ。前回は2戦ともファジーカスにやられただけでなく、ライアン・スパングラーにも2試合続けて16得点を許している。速攻の先頭を走るスパングラーを止めることが、勝利の条件だ。

文=吉川哲彦

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