川崎がファジーカスの大活躍で秋田に快勝、新潟は1点差勝利で仙台に連勝/B1リーグ第12節

チャップマンのフリースローが決勝点となり、新潟が仙台に連勝 [写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第12節第2戦が12月11日に各地で行われた。

 新潟アルビレックスvs仙台89ERSの再戦は、前日以上の接戦となった。10日の試合で4点差で逃げきった新潟だったが、この日はリベンジに燃える仙台にペースを握られる。第1クォーターで17-21とリードを奪われると、続く10分間でも点差を広げられ34-41で前半を折り返す。第3クォーターでも1点しか差を縮められず、最終クォーターに突入するとここでようやく新潟が本領を発揮する。三度同点に追いつき、残り4分を切ったところでついに逆転。その後もシーソーゲームが続き残り24秒、クリント・チャップマンが決めたフリースローが決勝点となり、新潟が激戦をものにした。敗れた仙台はクラブワースト記録を塗り替える12連敗となった。

 滋賀レイクスターズは、敵地で富山グラウジーズに勝利。両チーム計161点が決まった前日の乱打戦から一転、79-66のロースコアゲームを制した。第1クォーターこそ20-22と富山に主導権を握られかけたが、以降の3クォーターはいずれも失点を20点以下に抑えペースをつかんだ。36-34で迎えた第3クォーターに狩野祐介の10得点を含む24点を挙げると、最終クォーターは一時3点差まで詰め寄られたものの、ジュリアン・マブンガを中心に得点を重ね13点差で勝利を収めた。

 前日に66-91と大敗した大阪エヴェッサは、サンロッカーズ渋谷相手に雪辱を果たした。17-15で迎えた第2クォーター、大阪はSR渋谷の得点をわずか10に抑え、一方でバランスの良いオフェンスで22点を記録。この10分間が勝負の分かれ目となった。以降はほとんど点差が動くことなく、78-61で危なげなく白星を手にした。大阪は5選手が2ケタ得点をマークするなどオフェンスが機能。一方、SR渋谷はキャプテンの広瀬健太伊藤駿の不在が響き、中に切りこんで守備網を崩すことができなかった。

 中地区首位の川崎ブレイブサンダース秋田ノーザンハピネッツに連勝。第1クォーターにニック・ファジーカスが13点、篠山竜青が8点を挙げるなど28-11と大量リードを奪い、これが最後までアドバンテージとなった。第2クォーター以降は秋田に徐々に点差を縮められるも最終スコア81-69で逃げきり勝ち。ファジーカスは32得点11リバウンドの“ダブルダブル”で勝利に大きく貢献した。秋田はディショーン・スティーブンスが19点、ケビン・パルマーが18点、田口成浩が16点を結果を残したが、それに続くスコアラーが現れなかった。

【試合結果】
新潟アルビレックスBB 77-76 仙台89ERS

富山グラウジーズ 66-79 滋賀レイクスターズ

サンロッカーズ渋谷 61-78 大阪エヴェッサ

秋田ノーザンハピネッツ 69-81 川崎ブレイブサンダース

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