大阪は新戦力ロビー、琉球は古巣凱旋の波多野のハッスルに期待

 地区3位同士の対戦となったサンロッカーズ渋谷戦、大阪エヴェッサは初戦で普段要所を締めている日本人選手に目立った活躍がなく、勢いづいた相手を止めることができないまま完敗。連勝は4でストップした。しかし翌日は相馬卓弥が3ポイント5本を含む16得点、今野翔太が11得点、木下博之が6アシストの活躍で快勝。ベンチ入り全員がリバウンドを記録し、チーム合計で53リバウンドを奪ったのも勝因だ。

 その大阪、期限付き移籍の劉墐に代わり、三遠ネオフェニックスを退団したリチャード・ロビーを獲得した。移籍初戦はキレの良い動きが見られなかったが、翌日は約11分の出場で11得点と持ち味を発揮。チームの戦術にフィットしていけば、大阪としてはオプションが増えることになる。

 今節の相手は同地区の琉球ゴールデンキングス。前々節はアウェーで連勝したが、前節はホームで栃木ブレックスに力負けと、波に乗りきれない戦いが続いている。前回ホームで連敗した琉球としては、当然連勝でリベンジしたいところ。古巣凱旋の波多野和也が、当時何度もそのコートに立った池田市五月山体育館でハッスルする姿に期待したい。

文=吉川哲彦

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