ブラッキンズ加入の滋賀、名古屋Dの外国籍選手攻略が勝利にカギに

 シーズンの約半分を消化し、西地区最下位に沈む滋賀レイクスターズ。長い中断期間を経て、巻き返しの後半戦に臨む。その最初の相手は同地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズだ。

 滋賀は中断期間中にディビッド・ウィーバーとの契約を解除し、クレイグ・ブラッキンズを獲得。さらに、日本大学4年生の高橋耕陽も加入した。いずれもリーグ戦再開と同時に出場可能とあって、大きな期待が掛かる。一方の名古屋Dも、青山学院大学4年生の安藤周人と契約。3ポイントの得意なスウィングマンとしてオフェンスに厚みを加える存在であり、こちらも今節から出場できる見込みだ。

 前節の結果は、滋賀が三遠ネオフェニックスに連敗。初戦はロースコアの接戦に持ちこみながら敗れ、翌日は失点が増えるという、下位チームによく見られるパターンだ。対する名古屋Dは栃木ブレックスから1勝を挙げた。その後のオールジャパンはベスト8で終えたが、栃木に勝ったことで地力を証明した。2日間をとおして石崎巧笹山貴哉の両ガードの活躍が目を引いた。

 ただ名古屋Dは、栃木に敗れた第2戦目で外国籍選手2人が完全に止められた。その事実の中に、滋賀にとっての大きなヒントがあるはずだ。

文=吉川哲彦

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