2017.01.18

過密日程に臨む三河と大阪、外国籍選手を活かしたインサイドの攻防に注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 前回のウィークデーゲームが木曜日に組まれ、中1日で次節という過密日程だったシーホース三河大阪エヴェッサ。今節もやはり木曜に試合をこなして、中1日で週末の次節に入る。

 前節は試合がなく、オールジャパンには休養十分で臨んだ三河だったが、準決勝の千葉ジェッツ戦で金丸晃輔比江島慎のエンジンのかかりが遅かったのが響いた。しかし、オールスターでは2人とも高いパフォーマンスを披露。チーム全体としても経験値があるだけに、再開するリーグ戦への準備は抜かりないはずだ。

 大阪は前節の仙台89ERS戦で1勝1敗。初出場のオールジャパンでは、準々決勝進出が懸かるサンロッカーズ渋谷戦、3点差の残り0秒でファウルを受けたリチャード・ロビーが3本のフリースローをすべて外し、ベスト16で大会を終えた。

 過去の対戦は三河の3勝。帰化選手の桜木ジェイアールと外国籍選手2人がインサイドプレーヤーの三河に対し、大阪はアウトサイド中心のロビーがかき回せるか。すでにインサイドの外国籍選手2人を軸にした型があり、ロビーの起用法は難しいところだが、ロビーの働きは後半戦のチームの浮沈にも影響する。中断期間中にロビーの活かし方を構築できているかどうかがポイントだ。

文=吉川哲彦

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