2018.11.01
年明け2日から開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。千葉ジェッツ(Bリーグ7)は8日の準決勝で前年度覇者のシーホース三河(Bリーグ3)を81-75で撃破し、チーム史上初となる決勝へと駒を進めた。
千葉は三河の得点源、比江島慎と金丸晃輔には20得点ずつ取られた。しかし、富樫勇樹は「(2人に)得点を決められてはいけない時間帯でしっかりと抑えられた」とチームのディフェンスに手応えを感じている。
日本代表でもエースを務める比江島にマッチアップした石井講祐は、こう振り返る。「比江島選手は、好きにやらせてしまうとどんどん乗るので、ボールをもらう前やちょっとしたところで、少しでもストレスを与えようと守った。さすがにうまくてやられたが、嫌な感じは残せたと思う」
関東実業団の富士通を経て、2013-2014シーズンに練習生として千葉入りした29歳。「一発勝負は何が起こるかわからない、チャンスは必ずある」と気持ちを統一してきた結果、前年度準優勝の栃木ブレックス、優勝の三河を相手に見事な勝利を収めた。
決勝の川崎ブレイブサンダース(Bリーグ1)戦では、比江島と同じく日本代表のポイントゲッターを担う辻直人とのマッチアップが予想されるが、「スクリーンや早い展開からの3ポイントを止めたい」と語る石井。「ジェッツのチームカラーの赤が、川崎のえんじよりも多くなるように会場に来てほしい」とファンに呼びかけた。
文=青木美帆
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