2017.01.20

勢いを取り戻したい千葉は、三河オフェンスの起点となる比江島&桜木への対策が不可欠

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 オールジャパンを制した勢いのままリーグ後半戦も突っ走りたい千葉ジェッツだったが、タイラー・ストーンの欠場もあって栃木ブレックスにリベンジを許し、黒星スタートとなった。仕切り直しといきたいところで迎える相手はシーホース三河と、これも難敵だ。

 栃木戦は、富樫勇樹が前半3得点。もう1人のオフェンスの起点であるストーンが欠場したことで、富樫へのマークが厳しくなった。最終的には15得点まで伸ばしたが、前半に相手を勢いづかせてしまったのが響いた。

 三河は、主力2人を欠いた大阪エヴェッサに苦戦した。延長の末に1点差で勝ったが、1ケタ得点が今季まだ4度しかなかった金丸晃輔が3得点に終わっている。3ポイントを6本中1本しか決められず、オールスターの3ポイントコンテストで見せた底力を発揮できなかった。

 勝負の分かれ目は、どちらがオフェンスを機能させるか。裏を返せば、どちらが相手のオフェンスの起点と得点源を封じるかということにもなるが、千葉としてはポイントガードもできる比江島慎と、いわゆるポイントセンターの桜木ジェイアールのどちらかを封じたい。前節は2人で計45得点10アシストを挙げているだけに、対策は不可欠だ。

文=吉川哲彦

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