NBLチーム同士の対戦、名古屋Dは川崎の多彩な攻撃をどう止めるかがポイントに

 今節はNBL勢8チームのうち6チームが直接対決。名古屋ダイヤモンドドルフィンズ川崎ブレイブサンダースの顔合わせもその1つだ。

 新潟アルビレックスBB戦は1勝1敗に終わった名古屋D。初戦は新潟がオンザコート2の第1クォーターと第4クォーターを計35失点に抑えたにも関わらず、第2クォーターと第3クォーターで各24失点。得点源の外国籍選手2名を計25得点に抑えながら、日本人選手に58得点を許したのが誤算だった。翌日の第2戦はその反省を活かし、日本人選手を計25得点に封じて連敗を免れている。

 川崎も、栃木ブレックス戦で1勝1敗。第1戦は第4クォーターで8得点に抑えこまれて12点差をつけられる敗戦。翌日も前半で11点のビハインドを背負ったが、後半に相手の得点を26点に抑え、前日の借りを返した。初戦で自身の平均より約7点少ない21得点に終わったニック・ファジーカスは、2戦目で35得点としっかり帳尻を合わせている。

 リーグ2位の得点力を誇るオフェンシブチームの川崎を、名古屋Dがどう止めるか。やや減少傾向にあるライアン・スパングラーの得点と、日本人選手のアウトサイドシュートの確率が試合の行方を大きく左右するのは間違いない。

文=吉川哲彦

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