ホーム5連勝中の横浜、竹田や湊谷らの得点で強固な千葉ディフェンスを崩せるか

 開幕直後は連敗が続いたホームで現在5連勝中の横浜ビー・コルセアーズ滋賀レイクスターズ戦に続いてのホームゲームは、bjリーグに同時参入した千葉ジェッツと4季ぶりの対戦だ。

 滋賀との前節第1戦は2点差で逃げきって辛勝。翌日は一転、ジェイソン・ウォッシュバーンファイ・パプ月瑠のインサイドアタックで終始リードを保つ快勝だった。川村卓也はまたも厳しいマークにさらされたが、38歳竹田謙の動きには全盛期のキレが戻り、湊谷安玲久司朱も要所で効果的なシュートを決めている。特別指定選手の満田丈太郎もデビューを果たし、今後に期待が掛かる。

 千葉は、リーグ戦再開から3試合欠場していたタイラー・ストーン大阪エヴェッサで戦列復帰。初戦で3ポイント7本を含む32得点といきなり爆発し、翌日も23得点14リバウンドで連勝の立役者となった。チーム全体では前半に得点がやや伸びなかったが、失点は2戦とも60点台とディフェンスは安定した。

 ポイントは、相手の長所を消す千葉のディフェンスを横浜がどう崩すか。川村や外国籍選手にディフェンスが寄るだけに、他の選手が得点を伸ばしたいところ。竹田や湊谷らが引き続き得点に絡めれば、横浜の勝機は広がるはずだ。

文=吉川哲彦

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