インサイドの攻防がカギを握る一戦、横浜は高さの不利を覆せるか

 レバンガ北海道シーホース三河に土をつけて波に乗るかと思われたが、ホームに仙台89ERSを迎えた前節は敗戦。今節で連勝して、2月を勝ち越しで終えることができるか。

 仙台戦の敗因はディフェンスだ。前半の45失点も多いが、第4クォーターだけで33点を奪われた。第3クォーターを12点に抑え、1点差に迫っただけに悔やまれる。かつての同僚である片岡大晴に13本ものフリースローを与えているのも痛い。ただ、オフェンスではジョーダン・バチンスキーが24得点を挙げ、ジャマール・ソープの不在をカバー。桜井良太松島良豪がそれぞれ6アシストと、相変わらずパスの回りも良い。

 横浜ビー・コルセアーズも、前節はホームで三遠ネオフェニックスを相手に敗戦。第1クォーターのビハインドを中盤で盛り返したが、第4クォーターに突き放された。オフェンスリバウンドを16も奪われたことが点差につながった。

 そのリバウンドを含めたインサイドの攻防は、外国籍選手1人を欠く今の横浜にとっては特に重要。日本人選手がリバウンドに絡むとともに、バチンスキーとダニエル・ミラーのツインタワーをファウルトラブルに追いこみ、高さの不利を覆したい。

文=吉川哲彦

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