2017.02.24
B1リーグ第21節が2月22日に各地で行われた。
ロバート・ドジャーを出場停止で欠く三遠ネオフェニックスは、敵地でジェイソン・ウォッシュバーン欠場の横浜ビー・コルセアーズと対戦。第1クォーターは25点を挙げて相手の得点を14点に抑える好スタートを切ったが、第2クォーターは15点、第3クォーターには22点を許して3点差に詰め寄られる。迎えた最終クォーターは点の取り合いとなり、2度同点に追いつかれたが、ジョシュ・チルドレスや岡田慎吾らの得点で突き放し、最終スコア85-73の12点差で勝利を収めた。オルー・アシャオルが23得点10リバウンドと今季4度目の“ダブルダブル”を達成し、チルドレスも17得点17リバウンドの活躍を見せ、ドジャーの穴を埋めた。
敵地のハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズと対戦したシーホース三河は、第1クォーターの残り約5分間を無失点に抑えると、この10分間だけで大量35点をマーク。続く10分間はわずか11得点にとどまったが、後半に一挙55点を積みあげ、今季4度目の100点ゲームを演じ101-87で試合を制した。橋本竜馬が8本の3ポイントを含む今季最多の30得点と大暴れした他、金丸晃輔が26得点、桜木ジェイアールが17得点、比江島慎が14得点と日本人選手が総得点の大半を占めた。
西地区6位の滋賀レイクスターズが同地区3位の大阪エヴェッサを撃破。第1クォーター開始早々にジュリアン・マブンガ、並里成、長谷川智伸が立て続けに得点を決めて試合の主導権を握ると、続く第2クォーターでは21点をマークしてリードを12点に広げる。第3クォーターは長谷川の先取点に始まり一挙25点を積みあげると、試合終了までリードを許さない安定した試合運びを見せ、84-68の16点差で勝利を収めた。得点ランキング3位のマブンガは14得点にとどまったが、長谷川が今季最多の24得点、クレイグ・ブラッキンズが16得点を挙げてカバーした。
川崎ブレイブサンダースは富山グラウジーズを相手に7点差の辛勝。第1クォーターは篠山竜青の13得点、ニック・ファジーカスの12得点を含む大量31点を挙げたが、その後の3クォーターはいずれも相手の得点数を下回った。前節に続いて辻直人をコンディション不良で欠いたものの、篠山が25得点、藤井祐眞が15得点と代役をこなし、コートに立った11人のうち10人が得点をマークした。
アルバルク東京と栃木ブレックスによる東地区首位決戦は、栃木が77-76で劇的勝利を収めて首位を堅守。第1クォーターから23-26と点の取り合いが繰り広げられたが、第2クォーターは16-15、第3クォーターは18-14と両チームともなかなか得点を伸ばせない時間が続く。栃木は2点リードで迎えた最終クォーター、開始2分20秒に田中大貴に逆転弾を許すと、直後には竹内譲次に追加点を与え5点ビハインドに。その後も一進一退の展開となり、試合終了残り1分を切ったところで連続得点を決められ4点ビハインドを背負ったが、残り24秒に古川孝敏の得点で2点差に詰め寄り、同1秒に田臥勇太のアシストからライアン・ロシターが3ポイントシュートを沈めて勝負あり。栃木が今季30勝目を手にし、7連勝を達成した。
【試合結果】
横浜ビー・コルセアーズ 73-85 三遠ネオフェニックス
富山グラウジーズ 88-95 川崎ブレイブサンダース
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