2017.02.22

打ち合いも予想される首位攻防戦、A東京注目の新外国籍選手はデビューなるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 新外国籍選手2人の登録が間に合わず、アルバルク東京は高さを欠いた状態で前節の富山グラウジーズ戦に臨んだにも関わらず、底力を見せて連勝を飾った。リバウンドは2戦とも相手を下回ったものの、ターンオーバーが2戦合計でわずか8。確実にシュートにつなげるオフェンス力はサイズダウンしても変わらず、両日とも2ポイント成功率が50パーセントを超えたのもさすがだ。ディアンテ・ギャレットザック・バランスキーがともに2戦合計40得点を超え、竹内譲次は連日の“ダブルダブル”と、個々がしっかりと役割を果たしている。

 相手は東地区のライバルであり、首位に立つ栃木ブレックス。こちらも、前節1戦目は第1クォーターから相手を圧倒し、ベンチ入りした全選手が得点を挙げて完勝した。2戦目は第2クォーター以降すべてのクォーターでリードを許したが、第1クォーターの11点リードが効いた。この試合も3選手が20得点以上、2戦とも93得点とオフェンス面は申し分ない。

 ともにオフェンスが好調とあって点の取り合いも予想されるが、A東京のジェフ・エアーズトレント・プレイステッドが今節から出場できる可能性があり、そうなれば試合展開も変わるだろう。プレイステッドは昨季栃木に在籍していた因縁もあり、楽しみなところだ。

文=吉川哲彦

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