竹内の決勝3PでA東京が滋賀に勝利、富山は東地区首位の栃木を撃破/B1リーグ第22節

試合終了残り1秒に値千金の3ポイントシュートを沈めたA東京の竹内譲次[写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第22節第1戦が2月25日に各地で行われた。 

 西地区首位のシーホース三河がホームで秋田ノーザンハピネッツに快勝した。第1クォーター、三河は桜木ジェイアールが10得点を挙げる活躍を見せ、21-14と7点のリードを奪う。しかし、第2クォーターは秋田にインサイドを攻められ、37-34で前半を折り返す。後半は開始早々に比江島慎が3ポイントを沈めると、アイザック・バッツと桜木がインサイドで応え開始5分間でリードを11点に。さらに、途中出場した柏木真介金丸晃輔の3ポイントシュートもあり、65-44と相手を大きく引き離す。最終クォーターは互いに点を取り合うも、三河が終始20点以上のリードを保ったまま危なげない試合運びを見せ、85-65で試合終了。金丸が27得点と期待どおりの活躍を見せた他、桜木が14得点10リバウンド、柏木が3本の3ポイントシュートを含む11得点とベテランの活躍も光った。敗れた秋田は安藤誓哉が5得点、田口成浩が3得点に抑えられた。

 前節でアルバルク東京との激戦を制した栃木ブレックスは、ホームで富山グラウジーズと対戦。第1クォーターはデクスター・ピットマンドリュー・ヴァイニーの両外国籍選手を止められず、残り3分までに21失点を喫し、10点ビハインドで最初の10分間を終える。第2クォーターは開始早々にジェフ・ギブスがバスケットカウントを含む3連続得点を挙げて一気に3点差まで詰め寄ると、残り3分39秒には遠藤祐亮の3ポイントシュートで逆転に成功。しかし、城宝匡史を中心に攻めこまれ、35-43で前半を終了する。続く第3クォーターは相手を上回る20点を重ね、4点ビハインドで勝負の最終クォーターに突入。開始1分に田臥勇太の連続得点で同点に追いつくも、すぐさま突き放される。拮抗した展開が続く中で迎えた試合終了残り6分09秒、ヴァイニーに3ポイントのバスケットカウントを決められ、6点のビハインドを背負うと、その後も点差を縮めることができず、81-91で敗れた。一方、連敗を5で止めた富山は城宝、ヴァイニー、ピットマンの3人で計70点を挙げ、宇都直輝は10アシストをマークし攻撃をけん引した。

 アルバルク東京は敵地で滋賀レイクスターズと対戦し、劇的勝利を収めた。第1クォーターは田中大貴が4本の3ポイントシュートを沈めるも、滋賀のジュリアン・マブンガにも14得点を与えるなど、25-24とハイスコアの展開。続く第2クォーターは得点が伸びず、44-36で前半を終えた。第3クォーターは点差が動かず、8点をリードして最終クォーターに突入。リードを保ったまま試合を進めるが、試合終了残り4分23秒から試合が大きく動く。並里成の得点を皮切りに滋賀の猛追を受け、同29秒に81-82と逆転され、同9秒には長谷川智伸にフリースローを決められ2点のビハインドを背負う。それでも試合終了間際、田中のパスを受けた竹内譲次が値千金の3ポイントシュートを沈め、最終スコア84-83で白星をつかんだ。A東京は新外国籍選手のジェフリー・エアーズとトレント・プレイステッドがともにBリーグデビューを果たし、エアーズは10得点11リバウンドの活躍を見せた。

 東地区3位の千葉ジェッツは西地区5位の琉球ゴールデンキングスを撃破。第1クォーターは石井講祐の8得点を含む25点を挙げ、相手の得点を13点に抑えると、第2クォーターも19-18とリードを保ったまま前半終了。後半も司令塔の富樫勇樹を中心に攻撃を展開し、第3クォーター残り3分36秒で65-35と点差を30点にまで広げる。最終クォーターもリードを許さない安定した試合運びを見せ、89-71の18点差で勝利を収めた。連勝を5に伸ばした千葉は、出場した選手全員が得点を挙げた。

【試合結果】
シーホース三河 85-65 秋田ノーザンハピネッツ

栃木ブレックス 81-91 富山グラウジーズ

滋賀レイクスターズ 83-84 アルバルク東京

琉球ゴールデンキングス 71-89 千葉ジェッツ

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