マーティン好調の三遠ネオフェニックス、“最も遅い”ホーム開幕戦でライバルと対戦

 故障離脱していた外国籍選手2人のうちカルティエ・マーティンが合流した三遠ネオフェニックスは、そのマーティンが前評判どおりの活躍を見せてサンロッカーズ渋谷を相手に連勝。チーム全体としては得点が伸びず、特に2戦目は64得点にとどまっているが、相手のオフェンス難にも助けられた形で開幕連敗スタートを挽回した。B1で最も遅い3節目でのホーム開幕となるが、その相手は長年のライバルである新潟アルビレックスBBだ。

 その新潟、アルバルク東京との連戦は1戦目を6点差で敗れたが、2戦目は延長にもつれこんだ激闘を残り2秒に挙げたオースティン・ダフォーの決勝点でものにした。この2戦でダバンテ・ガードナーは計75得点と爆発し、五十嵐圭も連日の2ケタ得点と本領を発揮。また、2戦目の勝利の立役者はダフォーに加え、ガードナー退場の穴を埋めた鵜澤潤と43分間の出場で18得点の畠山俊樹だ。

 三遠はロバート・ドジャーが戦列に復帰していないが、新潟も城宝匡史が前節に故障。さらに新潟は前節から中3日という強行日程だ。年齢層も高い新潟にあって、最も若い畠山のハッスルは不可欠。今季はシュートの精度も良く、レベルアップした姿を三遠戦でも長い時間見せてくれるだろう。

文=吉川哲彦

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