強敵を迎え撃つレバンガ北海道、地の利を活かして4連勝達成なるか

 レバンガ北海道が開幕からの2節を3勝1敗と勝ち越した。今節から始まる同地区の強豪との対戦に向けて、弾みのつく勝ち方ができたことは大きい。横浜ビー・コルセアーズ戦は、1戦目が19点差の危なげない勝利。2戦目は第4クォーターに追いあげられたものの、前半の20点リードが功を奏した。1戦目は関野剛平が8得点5スティールと成長の跡を見せ、2戦目は7アシストの桜井良太を筆頭にチーム全体で28アシストと北海道らしさを存分に発揮。開幕節は目立たなかった折茂武彦も、2戦とも20分強の出場で2ケタ得点と健在さをアピールした。

 北海道に最初に立ちはだかる強敵は川崎ブレイブサンダースだ。前節は滋賀レイクスターズに連勝。1戦目は相手の得点を59点に抑えこみ、2戦目は終了間際に1点差まで追いあげられたが逃げきった。得点がニック・ファジーカス辻直人ジョシュ・デービスにやや偏ってしまったのは気になるところだ。

 ともに開幕戦黒星の後、3連勝中。勢いに乗るためにもどちらも1戦目を取りたいはずだが、2節続けてホームで戦う北海道にとっては大きなチャンス。計13スティールで失点を67点に抑えた前節1戦目のディフェンスの再現を期待したい。

文=吉川哲彦

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