京都ハンナリーズを迎え撃つ滋賀レイクスターズ、並里成と伊藤達哉のマッチアップに注目

 14得点17リバウンド7ブロックとペイントエリアを制圧したディオール・フィッシャーの活躍で、三遠ネオフェニックスとの1戦目をものにした滋賀レイクスターズ。2戦目を勝てば4連勝で攻勢の機運が高まるところだったが、後半にオフェンスが停滞してしまった。ただ、フィッシャーはこの日も18得点14リバウンド5ブロックをマークし、エンジン全開。攻守両面でゴール下に柱ができたことは、滋賀にとっては大きなプラスだ。

 対するは、島根スサノオマジックを連破して7勝4敗と“貯金”を増やした京都ハンナリーズ。1戦目は外国籍選手3人と伊藤達哉が2ケタ得点を挙げるなど、85得点とオフェンスがかみ合った。2戦目はロースコアでリードを許す展開となったが、第4クォーターに得点を伸ばして逆転。1戦目も第4クォーターに31得点を積みあげており、試合終盤のエナジーの高さが連勝につながった。

 フィッシャーとジョシュア・スミスらのインサイドの争いは当然勝敗を分けるポイントになるが、ここでは並里成と伊藤のマッチアップに注目したい。ドリブルでディフェンスを切り裂いてからシュートもパスもできる似たタイプのガード。その躍動感でチームの勢いを生むのはどちらか。

文=吉川哲彦

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