2月11日、東地区首位のアルバルク東京は、同地区3位の川崎ブレイブサンダースとの第19節第2戦を迎えた。10日の第1戦では、ニック・ファジーカスに31得点を与えるなどで29点差での敗北となったが、この日はマンツーマンディフェンスが機能。第2クォーター、第3クォーターで一気に差を広げ、最終スコア86-54で大勝した。
試合後、この試合で両チームトップとなる16得点を記録したジャワッド・ウィリアムズがメディアの対応に応じた。「昨日の試合では大差で負けたので、今日の試合ではメンタル的にみんな集中できていた。ディフェンスリバウンドを絶対に取ることと、田中(大貴)たちが作ってくれるオープンシュートを決めることを心がけていた」と試合を振り返った。また、未だ連敗なしを続けていることについては、「連敗しないチームは底力があると思う。これを継続してチームをさらに磨いていきたい」と意気込みを語った。
この試合では、マッチアップ相手である川崎のエース、ファジーカスを今季最小の10得点に抑えたウィリアムズ。「自分の体に合ったディフェンスをすることが大事。自分はあまり体重がないので、フットワークや素早い手の動きを意識している」とディフェンスの極意を語った。
最後に、バスケットIQの高さに定評のある34歳は、「過去優勝チームは必ずディフェンスが良い。現時点でも我々はディフェンシブなチームですが、まだちょっと波があるので、これをいかに安定させられるかが今後の課題だ」とチームの現状を冷静に分析し、今後を見据えた。