2018.02.17

三遠ネオフェニックスvs横浜ビー・コルセアーズは、相手の弱みを突く守備が勝敗を分ける

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズと星を分け合い、勝率で並んでいた三遠ネオフェニックスだったが、前節はシーホース三河に力及ばず連敗。名古屋Dの連勝により2勝差がついた。新潟アルビレックスBBも1勝差に迫る中、4節連続の同地区対決となる今節の横浜ビー・コルセアーズ戦は落とせない。

 得点が増加傾向にある三遠は、三河戦も2戦とも70点台。特にウェンデル・ホワイトは1戦目で35得点と爆発し、チームの得点力不足解消に一役買っている。しかし失点が80点台後半、特に2戦目は後半だけで57失点とディフェンスに課題を残した格好だ。

 横浜は島根スサノオマジックに連勝し、今季初のホーム連勝。1戦目は83得点のうち67得点を日本人選手が挙げた。2戦目は外国籍選手もバランス良く得点を重ね、序盤から終始主導権を握り続けた。細谷将司満田丈太郎がチームに勢いを与えており、特に満田は5戦連続2ケタ得点と貢献度が高い。

 ともにオフェンスが改善されてきているとはいえ、フリースロー成功率は未だ三遠がリーグワースト2位、横浜が同ワースト3位。横浜は3ポイント成功率もリーグで唯一3割を切っている。互いにその弱みを突くディフェンスができるかどうかだ。

文=吉川哲彦

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