滋賀レイクスターズがようやく連敗から脱出。大阪エヴェッサとの1戦目は第3クォーターに追いあげたものの、第4クォーターに大量失点して12連敗。1カ月ぶりに戦列に戻ったファイサンバが3ポイント2本を含む今季最多の24得点をマークしたが、勝利には結びつかなかった。しかし、2戦目は18個のターンオーバーを誘う好ディフェンスで相手を64得点に封じた。1戦目で19得点の狩野祐介は2戦目も17得点を挙げ、持ち味を存分に発揮。また、1戦目で今季6度目の2ケタアシストを記録した並里成は、2戦目で今季2番目に多い20得点を挙げている。
その滋賀と対戦するシーホース三河は富山グラウジーズに連勝し、30勝に到達。1戦目は19得点の西川貴之を筆頭に5人が2ケタ得点。48リバウンド6ターンオーバーとチームスタッツも出色だった。2戦目は11得点11アシストの橋本竜馬以外が3ポイントを1本も決められず苦しんだが、2点差でかわした。
滋賀は昨季三河から3勝をもぎ取り、苦手意識は薄いはず。ダニエル・オルトンに代わって加入したコートニー・シムズの存在は不気味だが、ディフェンスを切り裂くベンキー・ジョイスのアタックで三河を追い詰めたい。
文=吉川哲彦