2018.03.17

琉球ゴールデンキングスはメンタル面を持ち直せるか、島根スサノオマジックは連敗中もポジティブなデータあり

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 琉球ゴールデンキングスが今季2度目の同一カード連敗を喫し、リーグ全体の首位の座から滑り落ちた。三遠ネオフェニックスとの1戦目は第2クォーター以降、相手のディフェンスに苦しみ、残り3秒で逆転された。2戦目も第2クォーターから得点が伸びず、またも最終盤に勝ち越しされてしまった。2戦とも2点差という悔いの残る結果となり、ここからメンタル面を持ち直せるかどうかが重要になる。

 島根スサノオマジックも、メンタルの強さが求められている状況だ。千葉ジェッツ戦は、1戦目が44点差、2戦目が26点差という大敗。アル・ソーントンは2戦計36得点と持ち前のオフェンス力を披露したが、チームとしてディフェンス面の課題を解消できず、一度勢いを失うと一気に後退してしまう試合展開が多い。

 しかし、泥沼の16連敗に陥った島根にもポジティブなデータはある。琉球が今季初めて同一カード連敗を喫した第4節の相手が島根なのだ。第15節の対戦では琉球がリベンジしているが、前節で琉球が連敗したことも島根が精神的に優位に立てる好材料。我慢強いディフェンスと日本人選手の外角シュートでステップアップできれば、琉球に土をつけることも可能なはずだ。

文=吉川哲彦

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