東京エクセレンスが来季のB2ライセンス申請を取り下げ、19-20シーズンの取得を目指す

今シーズンはB3リーグに所属する東京EX

 今シーズンからB3リーグに所属する東京エクセレンスは4月4日、2018-19シーズンのB2クラブライセンス申請を取り下げたと発表した。

 2016-17シーズンのB2リーグで22勝38敗の成績を収め、中地区5位でBリーグ初年度を終えた東京EX。しかし、Bリーグのクラブライセンス制度における「3000席以上の観客席を有する」というB2のホームアリーナの要件を満たしておらず、シーズン途中にB2ライセンス不交付が決定した。

 B3リーグに戦いの場を移した今季は、ファーストステージを2位、レギュラーシーズンを3位で終え、3月23日にスタートしたファイナルステージでも第2節終了時点で3勝1敗と好調を維持している。

 クラブの発表によると、クラブライセンス取得への最重要課題であるホームアリーナ確保に向けて動いており、「建設的なお話やご提案を頂戴し現在も各方面と折衝・調整を進めております」という。しかし、検討、決定するための時間がまだ必要で、総合的に判断した結果、来季のB2クラブライセンス申請取り下げを決断。2019-20シーズンにおけるライセンス取得に向けて注力していくようだ。

 代表取締役社長の向井昇氏はクラブの公式HPで次のようにコメントした。

「ライセンスの申請を取り下げるという判断は、ファンの皆様、スポンサー企業様、東京エクセレンスを支えてくださっている関係者様の御期待に沿わない事かもしれません。しかし今回のホームアリーナ基準をクリアする事は、東京エクセレンスがプロクラブとして活動を続けていく上で大変重要となります。判断に時間を要する事はクラブ運営に影響を及ぼしますが、決して妥協せず、また安易な決断をせず、全体のバランスを鑑みながらしっかりと考えていきたいと思っております」

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