2018.05.09

クラブ広報が語る今シーズン5大トピックス【川崎ブレイブサンダース編】/チャンピオンシップ特集

東芝グループとしてのラストシ―ズンとなる川崎[写真]=B.LEAGUE
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5月12日から、レギュラーシーズンを勝ち抜いた8クラブによるBリーグ王座を懸けた激闘、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、よりチャンピオンシップを楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を用意。クラブを最も客観的に、かつ深く理解している広報担当者に、今シーズン起こった数多くの出来事から印象的なトピックを5つ挙げてもらった。試合をより深く楽しむためにも、ここでチームや選手の背景にあるストーリーを知ってほしい。

川崎ブレイブサンダースの今シーズン5大トピックス

1.東芝ラストシーズン

 2018-19シーズンからの運営体制変更に伴い、東芝グループのバスケットボールクラブとして活動する最後のシーズンとなりました。第30節のホーム最終戦では東芝バスケットボール部時代から68年間にわたり活動を支えてくださった全ての皆様への感謝の気持ちを込めて様々なイベントを企画実施しました。
 
 選手は2日間、「東芝レッドサンダース」が天皇杯、リーグの2冠を初めて達成した1999-2000シーズンのデザインをモチーフに復刻したユニフォームを着用しプレーしました。なお、復刻ユニフォームの製作・着用は、Bリーグ初となりました。また、68年間の歴史を振り返るメモリアル展示とプロジェクションマッピングを実施しました。

2.北HCの「チームってなんぞや」

 3月30日にホーム行われたアルバルク東京との第26節第1戦の敗戦後、ヘッドコーチ記者会見での北卓也HCからの言葉です。第25節の千葉ジェッツ戦でも敗戦し、連敗を喫したチームに対し「自分たちの力を信じろ」、「チームでバスケットをしろ」と伝え、今後に向けて「本当に『チームってなんぞや』。これを話し合ういいきっかけになった連戦だった」と北HCは話していました。その言葉を受けて選手たちは奮起し、翌31日の第2戦はは89-73で勝利。改めて、川崎の持ち味であるチームバスケットとチームワークを見つめ直すきっかけになりました。

3.川崎市長選メインキャラクターに抜擢!

 2017年10月22日執行の第19回川崎市長選挙及び川崎市議会議員川崎区補欠選挙の啓発事業のメインキャラクターに起用されました!辻(直人)選手が投票用紙をバスケットゴールに投げ入れようとするビジュアルを用いたポスターをはじめ、チラシ、映像、屋外広告などの啓発用ツールに川崎ブレイブサンダースが登場しました!

 また、選手は期日前投票にも参加し、マスコットの「ブレイビー」、チアリーダーの「BTC」は街頭啓発にも参加いたしました。さらに、投票日直前の10月20日、21日に開催されたサンロッカーズ渋谷戦では、3選手から“グルメ部長”を選出する「サンダース総選挙」を実施。投票の結果、篠山(竜青)選手がグルメ部長に当選し、キッチンカーのメニューをプロデュースしました。

4.シーズン途中加入のアマンドソンはお箸も使います!

 2017年12月に加入をしたルー・アマンドソン選手。NBAの複数のチームを渡り歩いてきた実力者です。人生で初めての日本生活でしたが、箸を上手に使いこなし、クラブハウスでの食事も楽しんでいます。なんと納豆も食べられるそうです。また、お寿司やそばなどの日本食も好きでラーメンにもはまっているようです!

5.最大21点差を逆転!第20節第1戦のレバンガ北海道

 この日までの今シーズンの対戦成績が2勝2敗という、東地区の中でも重要な一戦。立ちあがりは北海道にペースをつかまれ、前半で最大21点差に。ハーフタイムに選手同士で「切り替えよう」と話し、ディフェンスの強度を高め後半に臨むと、第3クォーターに藤井(祐眞)選手のエナジー溢れるプレーがチームを勢いに乗せ、点差を5点まで縮めて最終クォーターへ。すると、勢いそのままに一気加勢に逆転。北海道の後半の得点を22点に抑え込み、77-72で逆転勝利をあげました。

川崎ブレイブサンダース広報:加藤希恵さん

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