5月12日から、レギュラーシーズンを勝ち抜いた8クラブによるBリーグ王座を懸けた激闘、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、よりチャンピオンシップを楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を用意。ここでは、活躍が期待される注目選手を、イラストレーターhiroki氏による描き下ろしイラストとともに紹介する。
「圧倒的な存在感でゲームを支配する日本バスケ界のパイオニア」
10代の頃から日本バスケットボール界をけん引してきた田臥勇太。37歳となった今でもレギュラーシーズン全60試合に先発出場を果たすチームの中心選手であり、全く衰えを知らない。スピードこそ全盛期には劣らないが、抜群のパスセンスと状況判断で得点を生みだすゲームメイクは健在であり、何より敵も味方も“田臥がいれば何かが起きる”と思わせる、その圧倒的な影響力は計り知れない。
ディフェンディングチャンピオンとしてスタートした今季の栃木ブレックスは、指揮官交代、メンバーの入れ替えなどでシーズン序盤は苦戦したが、後半に巻き返し2季連続でチャンピオンシップ出場を果たした。その一番の要因は、どんな状況でも先頭に立って背中を見せてきた田臥の存在があったからと言っていいだろう。チャンピオンシップでのプレータイムも20分弱となりそうだが、生原秀将と鵤誠司、シーズン途中に現役復帰した渡邉裕規らがしっかりと田臥の脇を固め、ここぞというときにキャプテンがチームにスイッチを入れれば、リーグ連覇の偉業も見えてくるはずだ。
「挑戦者として挑むだけ、“激しく戦う”という部分を見てもらいたい」
☆Bリーグチャンピオンと初戦に向けての意気込み☆
「もちろん『連覇に挑めるのは僕たちだけ』というのはあるんですけど、それは去年のことですので、僕らは本当にチャレンジャーとして挑むだけですね。(シーホース)三河さんはリーグ全体1位として今回来てるわけですし、今年は今年の戦いになると思っていますので、非常にタフな厳しい試合になるとは思いますけど、だからこそチーム全員でぶつかっていきたいと思います」
「長いシーズンを戦ってきて、こうしてチャンピオンシップに辿り着いてますので、とにかくここからは負けたら終わり。勝てば先があって最後は優勝と本当にシンプルですので、チーム全員でそこにこだわって1試合1試合気持ちを込めて挑みたい。結果にこだわる激しさというのは試合で出さないと勝てませんし、自然とそういう激しい試合になるというのはわかってますので、“激しく戦う”という部分を見てもらえたらと思います」