背水の陣で準決勝進出の立役者となった岸本隆一「後悔したくないという気持ちが強かった」

流れを引き寄せる3ポイントでチームを勝利へ導いた琉球の岸本 [写真]=B.LEAGUE

 5月13日、沖縄市体育館で西地区1位の琉球ゴールデンキングスが中地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを破り、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルへの切符をつかんだ。後がない第2戦は接戦に持ちこまれながらも、ホームの声援を力に最終盤で逆転。5分間の前後半で行われた第3戦は5点差で激闘を制した。

 運命の第2戦で光ったのは、両チーム最多タイの13得点を記録した岸本隆一。第1クォーターから6得点を挙げチームをけん引。さらに第4クォーター残り1分25秒には、「ずっと我慢して我慢して我慢して最後に我慢が実った」と振り返る、逆転の3ポイントを沈めて勝利を呼びこんだ。「後悔したくないという気持ちが強かった」とキャプテンの意地を見せ、「チーム一丸となって昨シーズンの成績を超えられたというのはすごくうれしい」とベスト4進出を喜んだ。

 また、「これからもっとタフなゲームが待っている中で、今日のような状況を乗り越えられたのは大きなことだと思う。ステップアップにもつながると思うし、本当に大きな勝ち方だったと思う」と、第2戦、第3戦を勝ちきったことを自信につなげた。

 セミファイナルは千葉ジェッツとの対戦。会場も船橋アリーナと、立ち見が出るほどの超満員となったホームとは一転する。それでも岸本は「みんなの期待を背負って、きちんと戦いたいと思う」と力強く話した。

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