5月19日に船橋アリーナで「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルの第1戦が行われ、千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスが対戦した。
川崎ブレイブサンダースとのクォーターファイナルを2勝1敗で制した千葉は富樫勇樹、マイケル・パーカー、アキ・チェンバース、ギャビン・エドワーズ、小野龍猛の5人がスタメン出場。初戦の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを逆転でものにした琉球は岸本隆一、田代直希、ヒルトン・アームストロング、アイラ・ブラウン、古川孝敏が先発に名を連ねた。
両チームともに帰化選手を抱える中、千葉がチェンバースとエドワーズの連続得点で先行。琉球は古川が得点を重ねると、開始4分54秒にブラウンが3ポイントシュートで初得点を挙げるもロースコアで試合が進む。終盤にパーカーの3ポイント、原修太のジャンプショットなどでわずかに抜けだした千葉が15-12とリードを奪った。
第2クォーターは開始16秒に西村文男のアシストから原が3ポイントを成功。僅差で時間が進み、オフィシャルタイム明けの残り4分21秒にハッサン・マーティンのダンクで琉球が24-20と詰め寄る。ミスを見逃さず、豪快な一発で流れをつかみかけたが、千葉が反撃。富樫をコートに戻すと、同3分33秒に小野がインサイドから得点を重ね、同2分53秒からエドワーズがフリースローを2本を含む4得点を積みあげた。
30-22とロースコアで後半に突入。第3クォーターは序盤から千葉が主導権を握る。エドワーズが開始23秒に先制点を挙げると、同40秒に田代のシュートをブロック。直後に速攻のセカンドチャンスから得点を決めるなどチームをけん引した。2ケタ点差に広げられた琉球は同2分48秒に古川、同3分23秒に田代が3ポイントを成功。ブラウンのダンクなどでも点差を縮めかけたが、千葉は富樫のジャンプショット、ミスマッチを活かして獲得したエドワーズのフリースローで決め返す。さらに富樫がアシストでチャンスを作りだすと、残り2分31秒に3ポイントをマーク。試合終了間際にはブザービーターの3ポイントを沈め、千葉が59-42と17点差まで広げた。
第4クォーターは序盤に千葉が連続ターンオーバーを犯したのに対し、琉球もマーティンがパーカーのディフェンスを攻略できずトラベリング。そのパーカーが得点、リバウンド、ブロックと攻守にわたって躍動する。一気にリズムをつかまれた琉球は、開始3分26秒にアームストロングが4つ目のファウルでベンチに下がったものの、マーティンのバスケットカウント、岸本のレイアップで食い下がる。すると、残り4分19秒から岸本、ブラウンの連続3ポイントで66-58と1ケタ点差に。しかしパーカーにジャンプショット、エドワーズにダンクを許すと、同1分35秒にアームストロングがファウルアウト。その後は千葉がホームの意地を見せ、74-61で第1戦をものにした。
【試合結果】
千葉ジェッツ 74-61 琉球ゴールデンキングス(@船橋アリーナ)
千葉|15|15|29|15|=74
琉球|12|10|20|19|=61