終盤のシュートミスを悔やむ琉球ゴールデンキングスの岸本隆一「そこが自分の力のなさ」

積極的にゴールへとアタックし続けた琉球の岸本[写真]=B.LEAGUE

 5月19日、船橋アリーナで「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナル第1戦が行われ、琉球ゴールデンキングス千葉ジェッツと対戦。キャプテンの岸本隆一は3ポイントのみならず、積極的にドライブも仕掛けて終始千葉の包囲網をこじ開けようと試みたが、チームは61-74で敗れた。

「戦う前から簡単なゲームではないとは自覚していたんですけど、ゲームの内容からみると自滅だったかなと。自分たちのミスから相手にリズムを作られてしまった」

 琉球は22-30とビハインドで前半を終えたが、岸本が「点が入らなくて重たい空気はあったんですが、それ以上にディフェンスをして相手にスコアをさせていない状態だったので自分たちのペースでした」と振り返ったように、まずますの内容で後半を迎えた。しかし、第3クォーター最初のプレーで「プロバスケットチームとしてやってはいけない」(佐々宜央ヘッドコーチ)パスミスを犯すと、同クォーターだけで5つのターンオーバーを犯し千葉にペースを持っていかれ計29失点を喫した。

 岸本は試合をとおしてチーム最多の18得点を挙げたが、10点ビハインドで迎えた試合終了残り2分13秒、やや遠目から放った3ポイントがリングに当たらずそのままラインを割った自身のプレーを悔やんだ。「その時ちょっと欲張ってしまって、やっぱりそこが自分の力のなさというか、チームを引っ張っていく人間がしちゃいけないプレーだった」。

「自分たちのミスを見逃さない。本当に隙を少しでも見せたら襲いかかるようなオフェンス力はすごく今日のゲームで感じた」と千葉の怖さを話した岸本だが、「自分たちのターンオーバーを減らしていきたいというのもあるんですけど、これに気を取られると積極性だったりリングに向かっていくという部分が足りなくなる。気を付けはしますが、明日は今日以上にリングに向かう意識を持ってやれればもっともっといいオフェンスにつながるのかなって思います」と修正点を挙げ、第2戦、第3戦での巻き返しへ意欲を示した。

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