6月6日、第12回スラムダンク奨学金の奨学生が八王子学園八王子高校3年の木村圭吾に決定した。
木村は1年次に「JX-ENEOSウインターカップ2016 平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」にも出場した184センチのシューティングガード。今後は2019年4月に渡米し、14カ月間、セントトーマスモアスクールで勉学とバスケットボールに励むという。
スラムダンク奨学金は、『SLAM DUNK』の著者、井上雄彦氏が創設。日本の高校卒業後、アメリカの大学、あるいはプロとして競技を続ける意思と能力を持つ情熱と才能に溢れた選手を、アメリカのプレップスクールに(私立の大学準備校)に派遣し、14カ月間の学費や生活費を援助していく。現在Bリーグで活躍する並里成(滋賀レイクスターズ)や谷口大智(秋田ノーザンハピネッツ)も同制度でアメリカに渡った。
井上氏は次のように激励のメッセージを送った。
「木村君おめでとう! アメリカでバスケをするという目標が一つ叶えられますね。全く新しい環境での生活は難しいことも多いでしょう。大きくて強くて競争心の激しいチームメイトたちとの練習はうまくいかないことや苦しいこともあるでしょう。だけどそれも含めての『夢』だったのではないかと思います。きつい時には一歩引いたところから自分の『今』を眺めて、喜びを感じてもらえたらと願っています。たくさんの経験をして、いくつもの喜びを味わってくれることを祈っています」