2020.02.07

正念場を迎えた大阪エヴェッサ、伊藤達哉の穴を埋める畠山俊樹の働きが勝利へのカギ

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大阪エヴェッサvs秋田ノーザンハピネッツ(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:2月8日15時5分 第2戦:2月9日15時05分

 1月を6勝1敗と大きく勝ち越して西地区に立つ大阪エヴェッサ。しかし、2月1日の横浜ビー・コルセアーズ戦は5点差で敗れるとともに、大きなアクシデントに見舞われた。今季からチームに加入し、天日謙作ヘッドコーチが掲げる走るバスケットを組み立てていた司令塔の伊藤達哉が第4クォーターに負傷。レイアップにいった際に相手選手と交錯した伊藤は、診断の結果、左手関節脱臼骨折で全治まで約3、4月と発表された。これから本格的な地区優勝争い、チャンピオンシップ出場権をかけた戦いが激化するだけにチームは大きな正念場を迎えたと言っていいだろう。

 それでも、伊藤が欠場した第2戦はジョシュ・ハレルソンの37得点19リバウンド。加えてリチャード・ヘンドリックスアイラ・ブラウンの取るべき選手たちがスコアを伸ばし延長戦を制したことは、今シーズンの強さ、勢いを継続する価値ある1勝となった。

 今節はおおきにアリーナ舞洲での一戦。相手は秋田ノーザンハピネッツだ。その秋田は前節、京都ハンナリーズと2戦連続で競り合いを演じたが、惜しくも僅差で敗れ連敗。第1戦は相手の4本に対し13本のオフェンスリバウンドを奪ったものの、2ポイント成功率が37.5パーセントと不振に終わり70−73。第2戦は追いかける第4クォーターに細谷将司が10得点を挙げ、試合終了残り33秒にリードを奪った。しかし、同12秒に逆転されると、劇的弾を狙ったカディーム・コールビーのゴール下のシュートはリングに当たり、あと1点届かなかった。

 惜しくもホームで競り負けた秋田と、司令塔を1人失った大阪。ともに嫌な流れを払拭するためにも、まずは第1戦に勝利したいところ。このカードは今季のレギュラーシーズン開幕戦でも激突し、初戦は秋田が23点差をつけて圧勝した。

 今回ホームの大阪は、当然、伊藤の穴をどう埋めるかが問われる。横浜戦との第2戦では合田怜が主にその役目を担ったが、ここは同試合で実に6試合ぶりとなる得点とアシストをマークした畠山俊樹に期待。今季はここまで平均12分43秒のプレータイムに畠山にとっては、アピールのチャンスが巡ってきたと捉えてもいいだろう。試合に出られない仲間のためにも、持ち前のハッスルプレーとリーダーシップでチームを勝利へ導きたい。

■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
今野翔太
伊藤達哉
藤髙宗一郎
カイル・バローン
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
中村浩陸※特別指定
橋本拓哉
合田怜
小阪彰久
今村拓夢※特別指定
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ※インジュアリ-リスト
ジョシュ・ハレルソン

・ 秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
細谷将司
野本建吾
白濱僚祐
今川友哲
西野曜※特別指定
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史※特別指定
保岡龍斗
ウィリアムスニカ
ハビエル・カーター
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
古川孝敏

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