前日にトヨタ自動車アンテロープスの選手が同チーム内に1名、新型コロナウィルス感染症罹患の疑いがあることが判明し、感染の疑いのある関係者との濃厚接触の可能性があるとして選手・スタッフが出場辞退。そのため、3x3女子日本代表は出場選手が3名となり、試合形式でのチーム分けができないため、イベント本番では「3x3シュートトライアル」を実施した。
このシュートトライアルに参加したのは3x3女子日本代表候補選手チームと3x3男子日本代表候補選手チーム、そして車いすバスケットボール男子日本代表候補選手の3チーム。競技内容は90秒以内に1チーム全3選手が3x3コート内の5か所から全てシュートを決めるもので、全て決まった場合は残った秒数が多いチームが優勝となる。参加選手は以下の通り。
【車いすバスケットボール男子日本代表候補選手】
秋田啓(岐阜SHINE)
大舘秀雄(埼玉ラインズ)
香西宏昭(NO EXCUSE)
【3x3男子日本代表候補選手】
小林大祐(茨城ロボッツ)
杉浦佑成(島根スサノオマジック)
保岡龍斗(秋田ノーザンハピネッツ)
【3x3女子日本代表候補選手】
篠崎澪(富士通レッドウェーブ)
田中真美子(富士通レッドウェーブ)
西岡里紗(三菱電機コアラーズ)
最初にチャレンジしたのは車いすバスケットボール男子日本代表候補選手チーム。しかし90秒以内に全てのシュートを決め切ることはできなかった。2番目に出場した3x3男子日本代表候補選手チームは、18秒を残して5か所から全てのシュートを成功。だが、それを上回ったのは3x3女子日本代表候補選手チームで、出だしから小気味よくシュートを沈めていくと、男子を上回る37秒を残してのフィニッシュとなった。
見事勝利した3x3女子日本代表候補選手チームの篠崎は、「女子はゲームはできなかったのですが、このようなイベントに参加させていただき、(プレーする)姿を見て、少しは元気や勇気を与えられたかなと思います」と笑顔でコメントした。