2020.08.15

『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』に出場する篠崎澪からメッセージ「少しでも元気や勇気、楽しさを与えられるように」

イベントに向けて意気込みを語った3x3女子日本代表候補選手の篠崎 澪
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 8月16日、日本バスケットボール界初の試み、『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』が開催される。新型コロナウイルス禍の中、「オールジャパンで乗り切ろう」と日本バスケットボール協会の三屋裕子会長がリードするイベントだ。今回、それに出場する3人制女子日本代表候補の篠崎澪(富士通レッドウェーブ)に参加する意義、意気込みを聞いた。

――「BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE」では3x3の代表として出場します。改めて3x3のどういったところを見てほしい、面白いと感じてほしいと思っていますか?

篠崎 激しいディフェンスからアグレッシブなオフェンス。スピードを生かしたプレーなどに注目してほしいです。

――2月の日本代表合宿以降、3x3を本格的にプレーする機会がありませんでした。今は5人制のシーズンに向けて動いていると思いますが、3人制の感覚を忘れないような取り組みなどはしているのでしょうか。

篠崎 正直、Wリーグが開幕前(9月18日)ということもあり、あまり3x3の練習は出来ていないのです。でも、5人制でも3x3に生かせることはたくさんあると思うので、5人制の練習しながらも、『こういったことは3人制にも生かせるな』と意識的に考えながら取り組んでいます。

――東京オリンピックが延期になったことはどのように受け止めていますか?

篠崎 女子の3x3日本代表候補選手たちは、3x3の専門という人は少ないです。(本格的な)代表活動も昨年から1年間ほどだったので、1年開催が伸びたことは、もっともっと準備する期間ができたのではなないかとプラスに捉えています。

 今は(チームとして)まとまっての練習はできないので、選手個々がレベルアップを図り、集まった時にはレベルの高い状態からスタートできるように頑張っていきたいと思っています。

――先ほどWリーグの開幕が近いとのことでしが、現在のコンディションはどのような状態でしょうか?

篠崎 徐々に上がっていってはいます。

――「BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE」でプレーする3x3はハードな競技です。

篠崎 そうですね。でも、今は5人制(富士通レッドウェーブ)の練習でも結構ガツガツやっているので、3x3はそれ以上に激しいところもあるとは思いますが、準備はしっかりしてきたつもりなので、大丈夫です。

――「BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE」の開催、そして招集を聞いた当時の率直な感想を教えてください。

篠崎 聞いた時は、最初は不安な気持ちもあったのですが、この状況の中でも頑張っている方たちがたくさんいて、その方たちのために何かできることはないかと考えたら、このような機会がもらえたことは逆に良かったのではないかと思っています。

――イベント開催直前の囲み取材(ZOOM)では、同席した髙田真希選手(デンソーアイリス)が自身のイベントのテーマを“坂本九”と語っていました。※同氏の代表曲『上を向いて歩こう』のように「上を向きながらともに歩んでいけたら」(髙田)という意味。

篠崎 さすが髙田さん、その通りだと思いました。正直なところ、コロナウイルス感染症の影響など、まだまだ心配な面はあるのですが、髙田さんの言葉を聞いて、そんなことばかり言っていられない、私たちができるのはそういうことだと、プラスの方向に引っ張っていってもらった感じがしました。

――まだコロナ禍ではありますが、新たに始まる2020-21シーズン、篠崎さん自身はどのようにバスケット界を盛り上げていきたいと思っていますか?

篠崎 一生懸命やっている姿をまずはお見せすること。頑張っている姿を伝え、バスケットができることに感謝の気持ちを持ちながら、その思いをしっかりコートで表現していきたいと思っています。

――最後に、イベントを心待ちにしているファンの方々に向けてメッセージをお願いします。

篠崎 先ほど言ったことと重なりますが、この状況の中で私たちがバスケットに打ち込める環境を作ってくださっていることやバスケットができることに感謝して、大変な状況の中でも頑張っている方々に少しでも元気や勇気、楽しさを与えられるようにプレーしたいと思っています。

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