1月9日に、さいたまスーパーアリーナにて「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」が行われ、滋賀レイクスターズがシーホース三河と対戦した。
クラブ史上初のファイナルラウンドに出場した滋賀レイクスターズは、第1クォーター開始36秒から狩野祐介が立て続けに3ポイントシュートをマーク。チームに勢いをつけると、第1クォーターを17-9とリードを奪った。しかし、第2クォーターで点差を詰められると、後半は幾度となくリードチェンジが繰り広げられる白熱した試合展開となった。その後は接戦が繰り広げられた。それでも、試合終盤にクレイグ・ブラッキンズやジェフ・エアーズ、狩俣昌也の得点で再度突き放し、最終スコア73-65でファイナルラウンド初勝利を飾った。
試合後、取材に応じた主将の狩野は「チームにとっても初めてなので、とても嬉しいです」と肩の荷を下し、「みんなが繋いだというゲームだったので、チームで戦うバスケットをして、結果として勝ちに繋がっていることがいいことですし、今は天皇杯ですけどその後のリーグ戦にもつなげていきたいと思います」と試合を振り返った。
初のファイナルラウンド出場に加え、天皇杯直前のB1リーグ第16節ではレバンガ北海道に連勝した滋賀。好調の要因を狩野は「CB(ブラッキンズ)とヘンリー(ウォーカー)が同じ誕生日で同じ年齢」と明かし「ジェフ(エアーズ)も同じ年代なので、3人とも同期でとても仲が良くてすごく雰囲気も良くて、それのおかげでチーム全員の雰囲気も良くて感謝です」と分析。
準決勝では、北海道を下したサンロッカーズ渋谷と激突。SR渋谷とはB1リーグ第12節で対戦し、1勝1敗の痛み分けとなっている。狩野は11日の試合へ向け、こう意気込みの語った。
「リーグ戦のアウェーの初戦でコテンパンにやられているので、初日のような戦いをしてしまうともっていかれてしまうので、あのバスケットをやらせないように。そして、僕たちが良いバスケットをして、渋谷さんに勝てることができたので、そのバスケットを土曜日に出だしからできればいいなと思います。緊張はしています。僕自身もしていますし、やっぱりリーグ戦とは雰囲気も違うので。でも一発勝負なので、僕たちにもチャンスがあると思うので、楽しんでくれているファンの方もいるので、あと2試合楽しんでバスケットをしていきたいと思います」