2月11日のB1リーグ第24節をもって、レギュラーシーズンの3分の2となる40試合が終了。東地区は千葉ジェッツ、中地区は新潟アルビレックスBB、西地区は琉球ゴールデンキングスがそれぞれ首位をキープしている。今回は個人スタッツに注目。シーズン終了後に表彰される、得点、アシスト、スティール、ブロック、リバウンド、フリースロー成功率、3ポイントシュート成功率の個人成績7項目におけるトップ3を、レギュラーシーズンの約半分を終えた時点と比較しながら見ていきたい。(※試合数の85パーセント以上出場の選手が対象)
■得点
1:ダバンテ・ガードナー(新潟アルビレックスBB/26.6得点)
2:デイヴィッド・サイモン(京都ハンナリーズ/24.1得点)
3:マーキース・カミングス(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ/23.5得点)
首位は変わらず昨季得点王のガードナー。高いフィールドゴール率(57.5パーセント)に加え、平均10.7リバウンドと攻守で躍動している。2位以下は2月3日の川崎ブレイブサンダース戦で40得点を叩きだした京都のサイモンが一歩リード。40試合で平均37分27秒とほぼフル出場でチームの大黒柱を担っている。
■アシスト
1:並里成(琉球ゴールデンキングス/7.2アシスト)
2:松島良豪(レバンガ北海道/6.4アシスト)
3:中山拓哉(秋田ノーザンハピネッツ/5.7アシスト)
並里がリーグトップをキープしているが、松島も平均6.4アシストと数字を上げてきている。また、ここまで33試合に出場し並里と並ぶ289アシストを記録しているジュリアン・マブンガ(京都)は、出場試合数が足りていない状況だ。
■スティール
1:中山拓哉(秋田ノーザンハピネッツ/2.2スティール)
2:ジェフ・ギブス(栃木ブレックス/2.2スティール)
3:マイケル・パーカー(千葉ジェッツ/1.9スティール)
昨季B2スティール王の中山が総数でもトップの85本。総数では78本と劣るギブスだが、平均では中山に並んだ。リーグ終盤に向け激しい争いとなりそうだ。
■ブロック
1:カディーム・コールビー(秋田ノーザンハピネッツ/2.4ブロック)
2:デイヴィッド・サイモン(京都ハンナリーズ/2.2ブロック)
3:ベンジャミン・ローソン(ライジングゼファー福岡/1.8ブロック)
コールビーがブロック総数(89本)でもサイモンを上回り、首位をキープした。3位以下とは離れているため、ブロック王争いはこの2人が一歩リードしている。
■リバウンド
1:ガニ・ラワル(滋賀レイクスターズ/12.3リバウンド)
2:ジョシュ・ハレルソン(大阪エヴェッサ/12.0リバウンド)
3:ライアン・ロシター(栃木ブレックス/11.5リバウンド)
3位に位置していたラワルが首位に浮上。オフェンスリバウンドでは175本と、2位のジョシュア・スミス(富山グラウジーズ)と26本もの差を付けている。
■フリースロー成功率
1:金丸晃輔(シーホース三河/94.2パーセント)
2:安藤誓哉(アルバルク東京/89.8パーセント)
3:岡田優介(京都ハンナリーズ/89.1パーセント)
フリースロー成功率では、ここにきて2.5も数字を伸ばした金丸が独走状態に入った。安藤はわずかながら90パーセント台に届かず、金丸との差はさらに広がった。
■3ポイントシュート成功率
1:石井講祐(千葉ジェッツ/46.3パーセント)
2:遠藤祐亮(栃木ブレックス/45.6パーセント)
3:金丸晃輔(シーホース三河/44.5パーセント)
リーグ終盤に入っても、昨季リーグに1人しかいなかった成功率40パーセント超えの選手が6人残る。中でも上位2人は45パーセントを上回る高確率を維持しており、このランキングも最後までもつれるだろう。