■京都ハンナリーズvs島根スサノオマジック(@ハンナリーズアリーナ)
1月29日19時5分
前節の第1戦、京都ハンナリーズはここまで今季のB1最高勝率を誇る川崎ブレイブサンダースに土をつけた。前々節から中1日というタイトなスケジュールだったが、ジュリアン・マブンガとデイヴィッド・サイモンに加え、ルーキーの寺嶋良が強気なアタックでチームをけん引してリードする展開に持ち込む。第4クォーター終盤には相手に意地を見せられて一時逆転を許すも、永吉佑也がオフェンスリバウンドや決勝点となったフリースロー、ディフェンスでも存在感を発揮し82−78で勝利を収めた。
しかし、第2戦では51−94と予想外の点差をつけられ大敗。前半終了時点で26点ビハインドを背負い、浜口炎ヘッドコーチも退場処分になるなど歯車が噛み合わなかった。それでも、大庭岳輝、鶴田美勇士、玉木祥護の若手に15分以上のプレータイムを与え、経験を積ませたことが今後への収穫となりそうだ。2戦連続で納得のいく試合をすることは、チャンピオンシップを見据えた意味でも重要になるだけに今後の課題となるだろう。
今節の平日ナイトゲームは、ホームに戻って島根スサノオマジックと対戦する京都。その島根は前節、滋賀レイクスターズに連敗して4試合勝ち星がない。滋賀との第1戦では第4クォーター中盤までは競り合うも、最後に力尽きて64−71でタイムアップ。リバウンドでは38本に対し、56本と大きく差をつけられた。第2戦では第2クォーターに13−29、第4クォーターで16−22とされて21点差で敗戦。2戦ともにターンオーバーは1ケタにとどめたが、第1戦が64得点、第2戦は71得点と今節も得点力不足が露呈した格好だ。
今シーズンの両者の対戦成績は1勝1敗。さらにはどちらも3点差の接戦となり、今節も好ゲームが期待される。直近の第17節では京都が制し、この試合では寺嶋が日本人選手で唯一の2ケタ得点(16得点)を記録した。やはりカギは日本人選手の活躍、誰がチームを勝利へ導くヒーローに躍り出るが注目だ。
また、島根は28日にヘッドコーチ経験豊富な河合竜児氏とアソシエイトコーチ契約合意を発表。チームの信頼回復につながる働きにも期待したい
■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
寺嶋良
ジェシー・ゴーバン
中村太地
大庭岳輝※特別指定
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
久保田義章※特別指定
・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀※職務停止中)
佐藤公威
後藤翔平
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
納見悠仁※特別指定
大﨑翔太※特別指定
安部潤
ドゥワン・サマーズ
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和