2020.01.31

天皇杯以来の再戦、川崎ブレイブサンダースは鎌田裕也とソープの出来が勝敗を左右

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川崎ブレイブサンダースvsアルバルク東京(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:1月31日19時5分 第2戦:2月1日 16時5分

 川崎ブレイブサンダースアルバルク東京が、レギュラーシーズンでは今季初対決を迎える。

 川崎は前節、敵地で同地区のシーホース三河と対戦。第1クォーターでダバンテ・ガードナーを中心に内外から得点を許して18-26とされると、前半終了時点で6点ビハインド。第4クォーター開始早々からニック・ファジーカス鎌田裕也の連続得点で逆転に成功するも、終盤の勝負どころで3ポイントを決められ85-89で接戦を落とした。篠山竜青ジョーダン・ヒースらの離脱で台所事情が苦しい中、ファジーカスがBリーグキャリアハイとなる40得点をマークしたが、チーム全体の2ポイント成功率が50パーセントと振るわず。リバウンドでも自軍の28本に対し、37本を奪われたことが敗因の1つの挙げられる。

 A東京も29日の試合では宇都宮ブレックスに敗れて黒星。東地区の首位攻防戦は最終スコア64-74と予想どおりの守り合いとなった。だが、A東京は第2クォーター終盤で10点ビハインドを背負うと、点差を詰めても要所で3ポイントを決められて流れを断ち切られ、最後まで相手を捕まえきれなかった。オフェンスでは3ポイント確率が24分の5で20.8パーセントという数字に。安藤誓哉が7本中1本成功、田中大貴が5本中1本、ザック・バランスキーが4本1本と決めるべき選手が決められず、勝敗は一緒だが再び宇都宮に首位を明け渡してしまった。

 今節の舞台は川崎市とどろきアリーナ。川崎vsA東京といえば、記憶に新しいのが1月9日に相まみえた「第95回天皇杯・第86回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」準々決勝だろう。この試合は第1クォーターで10点差をつけられた川崎が、そこから相手を上回る気迫と守備力を発揮して逆転勝利を収めた。

 今回ホームの川崎は、ヒースとマティアス・カルファニがいないインサイドの穴をどう埋めるかが課題。ファジーカスの負担を減らすためにもジャマール・ソープ鎌田裕也が体を張ったプレーで勝利を手繰り寄せたい。リベンジに燃えるA東京は、相手の弱点をつくインサイド陣の奮起が必須。また、この試合は藤井祐眞安藤誓哉によるポイントガード対決も見どころの1つだ。

■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
増田啓介※特別指定
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ※インジュアリーリスト
ニック・ファジーカス
ジャマール・ソープ
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース
水野幹太※特別指定

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基※インジュアリーリスト
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
正中岳城
ザック・バランスキー
須田侑太郎
ミラン・マチュワン
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
笹倉怜寿※特別指定
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉※特別指定

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