【G-SHOCK Special Talk】宇都宮ブレックス 遠藤祐亮×テーブス海「オン、オフの切り替えはお気に入りのG-SHOCKで」

オフコートでも仲がいいという遠藤祐亮(右)とテーブス海がスペシャルトーク [写真]=Meiji

2016年より、B.LEAGUEのオフィシャルタイムキーパーを務めるカシオ計算機。劇的なブザービーターをはじめ、脳裏に焼きついて離れないハイライトの数々は、手に汗を握る展開でショットクロックを刻むカシオとともに誕生した。
そんなカシオのアイコンと言えば、G-SHOCKである。B.LEAGUEのメモリアルなゲームではリング上にG-SHOCKを模したショットクロックが設置され、その唯一無二のタフネスウォッチに由来し、「ベスト・オブ・タフショット」と題したウィークリーハイライトを展開。また、バスケットボールとの根強いリレーションシップは、球団単位のサポートにまで発展している。

宇都宮ブレックスは、G-SHOCKがバックアップする4球団のうちのひとつだ。中断を余儀なくされたものの、今季は「B.LEAGUE EARLY CUP KANTO 2019」を制覇し、強豪ひしめく東地区を2位でフィニッシュ(※首位アルバルク東京より1試合消化が少ない)。戦力を維持して厚みが増したチームは、持ち前の堅守にさらに磨きがかかり、3年ぶりの優勝は現実的な目標だった。

ブレックスの下部組織であったTGI D-RISEからブレックス一筋の遠藤祐亮。昨季途中合流でチームにカンフル剤を注入したアメリカ帰りの若き司令塔、テーブス海。しばしバスケットボールから離れていた2人は、練習場で久しぶりに顔をあわせた。『バスケットボールキング』は、昨季の振り返りからプライベートなことまで、時折ボールを突きながら仲睦まじそうにコミュニケーションを取る彼らの会話を見守った。

取材・文・写真=Meiji

徐々に日常を取り戻してきたその日、久しぶりに2人が顔を合わせた

久しぶりに顔を合わせた先輩&後輩 [写真]=Meiji


テーブス 遠藤さん、ご無沙汰してます。

遠藤 久しぶり。カラダ、鈍ってない?

テーブス そこまで、ですね。純粋に、早くバスケがしたいです。

遠藤 俺も昨季は怪我で不甲斐ないシーズンだったから、万全の状態でコートに戻りたい。

――昨季のシーズン前はどんな雰囲気でしたか?

遠藤 メンバーの入れ替えが少なかったから、一昨年の反省を全員で共有して、課題に取り組めた。それが大きくて、チームとして分厚くなりました。

テーブス アーリーカップ優勝が、それを証明してますよね。

遠藤 前のシーズンでアルバルク東京に全然勝てなかったから、決勝で結果を出しての初優勝は、その後のチームに勢いを生んだかもしれない。海は途中合流で、難しいところもあったんじゃない?

テーブス チームの流れや雰囲気がよかったので、難しい部分が全くなかったかと言えば、嘘になります。でも、プレータイムが短い中でも、個人的には積極的にやれたし、手応えも感じました。

――B.LEAGUEとNCAAの違いはどう感じてますか?

テーブス プロなので、バスケットの”質”が違います。IQや経験値の高さを肌身で感じました。NCAAは大学生と言ってもアメリカなので、身体能力に優れたプレーヤーがたくさんいるという面はありましたが、プロという厳しい環境に身を置くことで、新しいバスケットボールが見えてきました。

昨シーズンの途中で宇都宮入りしたテーブスは遠藤の変化にビックリ [写真]=Meiji

遠藤 ガードとして、印象に残ってるマッチアップとかはある?

テーブス 初めてマッチアップした、川崎の藤井(祐眞)さんです。4Q終盤に怪我でベンチに下がったのに、残り1分でコートに戻ってきて、ジャンプショットを決められて負けた試合は、藤井さんの強靭なメンタルを感じました。噂や動画ですごいというのは知っていたけど、それ以上の刺激を受けました。

遠藤 なるほどね。実は最初、海は寡黙にプレーする大人しい選手だと思ってたんだよ。

テーブス どういうことですか……?

遠藤 ジョーンズカップのプレー動画を見た感想、最年少だから遠慮するのかなっていう先入観で。でも、普通にフランクに絡んできたじゃん?そこでイメージはかなり変わった。

テーブス 自分なりに気をつけたんですよ、あまりでしゃばらないようにって(笑)。

遠藤 良い意味でね。最初、一人ひとりに挨拶しにいって、21歳なのにしっかりしてるなって関心しちゃったよ(笑)。

テーブス ありがとうございます(笑)。プレー面ではどうでしたか?先輩からの率直な評価、お願いします!

遠藤 そのノリ、勘弁して(笑)。真面目に答えると、ブレックスはトランジションから得点するスタイルではないし、自分で持っていく選手も少ない。でも、海が入ってから早いリズムが増えた。突破力があって、違うリズムをもたらしてくれたと思うよ。さっき言っていたけど、自分を出せていたし、チームメイトを含め、観ている全員が海のプレーを楽しんでたんじゃないかな。

テーブス 恐縮です。遠藤さんは、僕の父が兵庫ストークス(現西宮ストークス)のヘッドコーチをしている時に、TGI D-RISEでよく対戦していましたけど、その頃とは別人でした。めちゃくちゃカラダも厚くなってますし、プレーも磨きがかかっていて。一緒にやらせてもらって、B.LEAGUEベスト5とベストディフェンダーってやっぱすごいなって。

それぞれお気に入りで思い入れのあるG-SHOCKを紹介

テーブスのお気に入りG-SHOCKは『GST-B200-1AJF』[写真]=Meiji

――少し早めのオフのような状況になりましたが、最近は何をして過ごしてましたか?

テーブス 外出できなかったので、めちゃくちゃNetflix観てました。少し前ですが、毎週月曜日の(マイケル・)ジョーダンのドキュメンタリーが楽しみでしたね。

遠藤 俺は子供と遊びながら、フィジカルコンディションを整えてました。でもさ、家にいると、オンラインで買い物しちゃうよね?

テーブス わかります。最近、お気に入りのショップとかあるんですか?

遠藤 アウトドアとかストリート系のアイテムを取り扱っている「the Apartment」かな。

テーブス さすが。リーグNo.1のモテ男は、いいお店知ってますね。

遠藤 来年は海に出てもらうから(笑)。今日はカジュアルだけど、時計して、首にもチェーンして、いつもよりもオシャレじゃん。

テーブス 久しぶりに遠藤さんに会うので(笑)。時計は、G-SHOCKのG-STEEL(ジースチール)シリーズです。最近の時計って便利ですよね。これ、Bluetooth対応なので、スマホとも連動するんですよ。

B.LEAGUEチャンピオンウォッチでもある『G-STEELのGST-W110-1AJF』は遠藤にとって忘れられないモデル [写真]=Meiji


遠藤 俺もよく、G-STEELのGST-W300G-1A1JFっていうオールブラックのG-SHOCK使っている。

テーブス スーツ移動のときに着けているやつですか?

遠藤 そう。ソリッドだけど、ちょっとゴツさや主張があるのがお気に入り。普段使いは、今日している定番の5600シリーズ。これは「ベスト・オブ・タフショット」に選ばれたときにいただいた1本で、デザイン、機能性、軽さ、つけ心地とか全部を満たしているのがいい。日本で時計と言えばG-SHOCKだけど、G-SHOCKってやっぱりアメリカでも人気あるの?

テーブス めちゃくちゃあります。アスリート、セレブ、ストリート、G-SHOCKはどこでも見かけます。高校時代のサッカー部は、ユニフォームの一部なのかと思うぐらい全員でG-SHOCKつけていましたし。

遠藤 やっぱりそうなんだ。俺と同年代は大体、一番最初に欲しい時計がG-SHOCKだったと思う。俺の場合、当時通っていた水泳のコーチがつけているのがカッコよくて、「大会優勝したらあげる」って言われたから猛練習した。結果、優勝して、コーチからG-SHOCKをもらって、それが初めてのG-SHOCK。モデル名は忘れちゃったけど、ベルト部分がマジックテープになっていて暗闇で光る、アウトドアライクなやつだったな。

テーブス たまに過去のG-SHOCKを見かけたりしますけど、G-SHOCKは昔からカタチが変わっていないのに、永遠にかっこいいですよね。スニーカーで言うところのスタンスミスみたいな存在で、時代もスタイルも問わない普遍的なアイテム。これから夏で半袖が多くなるから腕まわりが寂しくなるし、時計はアクセサリーとしても活躍してくれそうですよね。

――G-SHOCKの”G”の意味、知ってますか?

テーブス 何だろう……。Generation(ジェネレーション=世代)とかですか?

――Gravity(グラビティ=重さ、重力)の”G”です。「落としても壊れない時計」で、G-SHOCK。

遠藤 でも、Gravityだと知らなくても、G-SHOCKは堅牢さやタフネスの象徴的な存在だよね。

カジュアルなコーデには『GW-B5600-2JF』がピッタリと遠藤 [写真]=Meiji

テーブス 自主練はそれぞれ行っていますけど、やっぱり8月にチーム全員で合流する日が待ち遠しいです。

遠藤 バスケから離れていた分、バスケに対する思いは強くなったからね。来季は海も最初からチームの一員だし、インサイドにジョシュ(・スコット)が加入して、選手層的にも間違いなく、優勝を狙えるチームだと思う。

テーブス 層の厚さは、リーグトップクラスですね。個人的には、来季はプレータイムを増やして、ストロングポイントを出しつつ、チームにフィットしていくことが大切だと思っています。戦術理解度もそうですし、遠藤さん、比江島さんたちと連携を深めながら、自分がアクセントを作りたいです。もちろん、新人王も全力で獲りにいきます。

遠藤 そういう意識が、チームも個人も強くするはず。俺は怪我で不完全燃焼だったけど、チームは15連勝を記録して、自分たちの力で優勝を狙える位置をキープし続けて、色々な面から”成熟”を感じた。個人的には今まであまり気にしてこなかったスタッツを意識して、チームに貢献したい。メンバーは引き続き入れ替わりが少ないし、さらに底上げされたブレックスで、4年ぶりに王座奪還をしたいんだ。

互いに今シーズンに思いを寄せてトークは終了 [写真]=Meiji

■G-SHOCK公式WEBサイト
https://g-shock.jp

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