前人未踏の2500リバウンドや史上5人目の1000アシスト…第4節までに達成されたB1個人記録は?

[写真]=B.LEAGUE

10月2日の開幕から早くも二十日が経過し、B1リーグではすでに第4節までの日程を終えた。5年目のシーズンということもあり、今季は開幕節から節目となる個人記録を達成する選手が続出。この記事では、今シーズンのB1でこれまでに達成された個人記録をいくつかピックアップして紹介する。

■B1個人通算3,000得点:富樫勇樹(千葉/通算8番目)

[写真]=B.LEAGUE

 富樫は今季の開幕戦である三遠ネオフェニックスとの第1戦で、通算得点を3000の大台に乗せた。日本人選手としては2019年12月21日に達成した金丸晃輔に次ぐ2人目。富樫は昨シーズン、40試合に出場して576得点(1試合平均14.4得点)を挙げており、これは帰化選手を除いた日本人選手の中でトップの記録となる。今季はここまで7試合に出場して72得点(1試合平均10.2得点)を挙げている。

■B1個人通算2,500リバウンド:ニック・ファジーカス(川崎/史上初)

[写真]=B.LEAGUE

 10月10日の大阪エヴェッサ戦でファジーカスは前人未到の2500リバウンドを達成した。得点王とMVPを受賞した2016-17シーズンにリバウンドランキングでも2位にランクインすると、2017-18シーズンにはリバウンド王を受賞。その後の2シーズンも常にリバウンドランキングでベスト4以上に入るなど、安定した成績を残した。今季は7試合で66リバウンド(1試合平均9.4リバウンド)を記録している。

■B1個人通算1,000アシスト:五十嵐圭(新潟/通算5番目)

[写真]=B.LEAGUE

 今年で40歳となった大ベテランの五十嵐は、10月3日の横浜ビー・コルセアーズ戦で史上5人目となる1000アシストを達成した。2016年の夏に新潟に加入した五十嵐は、Bリーグ開幕時点ですでに36歳だったが、その後現在に至るまでほとんどの試合で先発を飾っている。今季はここまで7試合に出場し、27アシスト(1試合平均3.9アシスト)をマーク。

■B1個人通算300スティール:ライアン・ロシター(宇都宮/通算2番目)、ベンドラメ礼生(SR渋谷/通算3番目)

[写真]=B.LEAGUE

 2019年3月9日に当時千葉に所属したマイケル・パーカーが達成して以来、リーグ史上2人目の300スティール達成者となったのが宇都宮のロシターだ。そして第1節に達成したロシターの後を追うように、その1週間後の第2節に昨季のスティール王でもあるベンドラメが300スティールに到達。今季ここまで、ロシターは7本、ベンドラメは8本のスティールを記録している。

■B1個人通算400回3P成功:金丸晃輔(三河/通算6番目)

[写真]=B.LEAGUE

 リーグ屈指のシューターとして知られる金丸は、第4節の京都ハンナリーズで節目の記録に到達した。これまでの到達者はジュリアン・マブンガ、富樫、五十嵐、狩野祐介岸本隆一の5選手。今シーズンの金丸は積極的な3ポイントシュートが目立っており、試頭数48はリーグ2位で、成功数27はリーグ1位の記録。成功率においてもチームメートの川村卓也に次ぐリーグ2位(56.3パーセント)につけている。

■B1個人通算200ダンク:ギャビン・エドワーズ(千葉/通算2番目)

[写真]=B.LEAGUE

 エドワーズは三遠との開幕戦で200ダンクを達成した。2019年3月9日にアルバルク東京アレックス・カークが達成して以来、2番目の記録達成となる。昨年1月に日本国籍を取得し、今季は帰化選手としてプレーするエドワーズ。東京五輪に向けた男子日本代表候補にも選出されており、今後ますますの活躍が期待される存在だろう。

■第4節までに達成されたB1個人通算記録

○第1節
3,000得点:富樫勇樹(千葉/通算8番目)
2,000得点:藤井祐眞(川崎/通算31番目)、狩野祐介(名古屋D/通算32番目)
1,000得点:ジェイソン・ウォッシュバーン(琉球/109番目)

300スティール:ライアン・ロシター(宇都宮/通算2番目)

200ダンク:ギャビン・エドワーズ(千葉/通算2番目)

400ファウル:アキ・チェンバース(横浜/27番目)、多嶋朝飛(北海道/28番目)
300ファウル:合田怜(大阪/83番目)

1,000アシスト:五十嵐圭(新潟/通算5番目)
500アシスト:桜井良太(北海道/通算35番目)

新天地で節目の得点を決めた狩野[写真]=B.LEAGUE

○第2節
1,000得点:長谷川技(川崎/110番目)

2,500リバウンド:ニック・ファジーカス(川崎/史上初)

300スティール:ベンドラメ礼生(SR渋谷/通算3番目)

400ファウル:安藤誓哉(A東京/29番目)

500被ファウル:並里成(琉球/通算23番目)

2018年から琉球に在籍する並里[写真]=B.LEAGUE

○第3節
2,000得点:辻直人(川崎/通算33番目)
1,000得点:ジャワッド・ウィリアムズ(北海道/111番目)

1,000ディフェンスリバウンド:アレックス・カーク(A東京/通算14番目)、アイラ・ブラウン(大阪/通算15番目)

400ファウル:藤井祐眞(川崎/30番目)
300ファウル:山内盛久選手(SR渋谷/通算84番目)、アレックス・カーク(A東京/通算85番目)

500被ファウル:岸本隆一(琉球/通算24番目)

Bリーグ初年度から帰化選手として活躍するブラウン[写真]=B.LEAGUE

○第4節
1,000リバウンド:ジェフ・エアーズ選手(名古屋D/通算22番目)

500ディフェンスリバウンド:安藤誓哉選手(A東京/通算45番目)

400回3P成功:金丸晃輔選手(三河/通算6番目)

181センチながら多くのリバウンドを獲得してきた安藤[写真]=B.LEAGUE

モバイルバージョンを終了