■島根スサノオマジック vs 三遠ネオフェニックス(@米子産業体育館)
第1戦:11 月7日18時35分 第2戦:11 月8日13時35分
滋賀レイクスターズと戦った前節は息詰まる大熱戦を繰り広げ、残り2秒のデモン・ブルックスの速攻ダンクで白星をつかみ取った島根スサノオマジック。しかし、10月を5勝5敗で終え、ここからギアを上げていこうというタイミングだったはずが、鈴木裕紀ヘッドコーチが突然の辞任。河合竜児アシスタントコーチが代行で指揮を執ることになるが、これまでのスタイルは大きく変わる可能性もある。西地区4位と好位置につけていただけに、これが吉と出るか凶と出るかは必然的に注目されることになるだろう。
仕切り直す島根の最初の相手は三遠ネオフェニックス。こちらは、開幕から続いていた連敗が前節の京都ハンナリーズ戦でついにストップした。第1クォーターで3点リードを奪うと、その後もすべてのクォーターでリードして19点差の快勝。ようやく合流したカイル・ハントが16得点10リバウンドと及第点の働きを見せれば、北原秀明も12得点の活躍を披露した。チーム全体で27アシスト、4ターンオーバーという数字も申し分なく、今後に向けて希望が持てる大きな1勝。ブラニスラフ・ヴィチェンティッチHCの手腕もここから本領が発揮されるに違いない。
三遠は、アジア枠のサーディ・ラベナが待望の合流。今節から出場するとみられており、その活躍に大きな期待が寄せられる。再スタートの島根に土をつけることができれば、決して侮れない存在にもなり得る。そのキーマンとして、ラベナのパフォーマンスは必見だ。
文=吉川哲彦
■ロスター
・島根(ヘッドコーチ:河合竜児アシスタントコーチが代行)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
山本浩太
岡田慎吾
西川貴之
鈴木達也
カイル・ハント
ステヴァン・イェロヴァツ