2020.11.03

島根スサノオマジックが鈴木裕紀ヘッドコーチの退任を発表…当面は河合ACが代行指揮

島根スサノオマジックが鈴木裕紀HCの退任を発表[写真]=B.LEAGUE
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 島根スサノオマジックは3日、鈴木裕紀ヘッドコーチが10月31日付で退任したと発表した。当面の間、河合竜児アシスタントコーチがヘッドコーチ代行として指揮を執るという。

 現在43歳の同HCは、2011年に現役引退後大分ヒートデビルズ(現愛媛オレンジバイキングス)の指揮官に就任。その後金沢武士団のHCに就任し、2017年から島根の指揮官に。就任1年目は11勝49敗と苦戦しB2に降格するが、翌シーズンに43勝17敗を記録し、1年でB1復帰へ導く。今年1月にはチームスタッフ・選手へのパワハラ行為を行っていたとして、Bリーグから2カ月の職務停止処分を受けていた。

 今シーズンはここまで5勝5敗を記録しているが、10月28日に行われた滋賀レイクスターズ戦では、体調不良を理由に帯同していなかった。

 退任に際し、鈴木氏は「今シーズンは『チャンピオンシップ出場』という目標を掲げて挑戦させていただいたにも関わらず、これだけの優秀な選手とともに戦えている中においても、ホームの皆様の前で一勝もあげられずにいたこと、またチームにとって大事な局面で3連敗となってしまったことなど、大変重く受け止めております。

 これまで皆とともに常に情熱を持って戦うことに自分の全てをかけてきました。その中で熟慮に熟慮を重ねた結果、早い段階で自分が退くことがチームの目標達成への可能性をより広げるのではないかという考えに至り、退任を決意いたしました。これまで応援してくださったファンの皆様やパートナー企業の皆様、信じて共に戦ってくれた選手、スタッフにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。これからの島根スサノオマジックの発展を心から祈っております」とコメント。

 堀健太郎ゼネラルマネージャーは以下のとおりコメントしている。
「今シーズンの最大の目標である『チャンピオンシップ出場』に向けて、3連敗を喫した琉球戦以降、チーム力向上に向けて話し合いの機会を持ったところ、本人からの辞任の申し出があり、以降慎重に協議を続けましたが、本人の意思が固くご決断を尊重することといたしました。

 鈴木コーチには、島根スサノオマジックが初めてB1にチャレンジした2017-18シーズンよりヘッドコーチとしてチームを率いていただき、島根スサノオマジックの伝統を築いていただいたことに深く感謝いたします。今後の鈴木コーチのご活躍を心からお祈り申し上げます。当面の間は、河合竜児アシスタントコーチにヘッドコーチ代行として指揮を執っていただきます。クラブとしてここから再度目標に向かって一丸となり戦ってまいります。引き続き、島根スサノオマジックへのご声援をよろしくお願いいたします」

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