2021.01.26

好調を維持する大阪エヴェッサ、機動力のあるビックマンを抑え主導権を握りたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

大阪エヴェッサvs 島根スサノオマジック(@おおきにアリーナ舞洲)
1月27日19時5分

 今シーズン4度目の直接対決。過去3戦全勝の西地区4位・大阪エヴェッサが同7位・島根スサノオマジックをホームに迎える。

 3連勝中の大阪は同3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと勝率で並び、チャンピオンシップ進出圏内の地区3位以上が近づいてきた。その背景として、逆転勝ちを収めた前節の新潟アルビレックスBB戦のように地力がついてきた印象がある。とりわけ攻撃力に目をひかれるチームであるが、第2戦で見せた4クォーターに同点へ追いつく要因となったディフェンスの仕掛け、また延長戦ではアイラ・ブラウンらの球際の強さが光った。

 一方、島根は今年に入って4連敗。前節、アルバルク東京戦では果敢なチャレンジも実らず、第2戦では今シーズン最多、35点差の完敗だった。それでも第1戦は後半途中にリードを奪う展開まで持ち込んでおり、ネガティブなことばかりではない。北川弘らガード陣とリード・トラビスらビックマンが連動し、人もボールも動くことでリズムが生まれていた。また、スモールフォワードのペリン・ビュフォードが復帰したこともポジティブな要素だ。

 今節、大阪は主導権を握るためにも、島根のトラビスやビュフォードら機動力があるビックマンにかき回されないよう警戒したい。トランジションの守備や、その起点となるリバウンドの攻防は流れを左右する。対する島根は過去の結果を踏まえ、大阪の司令塔・ディージェイ・ニュービルを抑えることができるか。前回対戦時には出場していない白濱僚祐がマッチアップすることも予想されるだけに注目したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
伊藤達哉
エリエット・ドンリー
土屋アリスター時生
角野亮伍
藤本巧太
駒水大雅ジャック
高原晟也 ※特別指定
中村浩陸
橋本拓哉
合田怜
ディージェイ・ニュービル
アイラ・ブラウン
ギャレット・スタツ
ジョシュ・ハレルソン

・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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