2021.03.19

ホームに同地区上位のサンロッカーズ渋谷を迎える新潟アルビレックスBB、ロスコ・アレンが勝負のカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vsサンロッカーズ渋谷(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:3月20日17時5分 第2戦:3月21日13時5分

 約2週間のバイウィークが明け、新潟アルビレックスBBはホームにサンロッカーズ渋谷を迎える。SR渋谷は日程が変更された第23節を今節の3日前に消化しており、コンディションやスカウティングといった点では新潟にアドバンテージがある。バイウィーク中の準備の質が問われることになる。

 その新潟、バイウィーク前の第26節は川崎ブレイブサンダースと戦い、日本人選手のマッチアップを変える策が奏功して第1戦は主導権を握ったが、勝負どころでディフェンスの粘りが利かず、4点差という悔しい敗戦。第2戦は3ポイントシュートを高確率で被弾するなど終始翻弄され、37点差をつけられた。その後第96回天皇杯を制することになる川崎の地力をまざまざと見せつけられた格好だ。

 第26節にライアン・ケリーが戦列に戻ったSR渋谷は、その後の第23節の富山グラウジーズ戦もケリーが26得点を挙げ、東地区で激しく争う相手に貴重な勝利。ケリー不在の間に5連敗を喫してしまったが、これで順位を地区4位まで戻し、サバイバルとなる残り17試合に向けて士気を高めたい。

 前回の同カードは第11節に行われ、SR渋谷が18点差、25点差で危なげなく連勝している。新潟はリバウンドとターンオーバーの改善が必須。特にリバウンドは2戦とも30本を切っており、この2戦に欠場したロスコ・アレンがキーマンとなる。富山戦でも30個を数えたSR渋谷のファウルの多さを考えても、ペイントエリアでのアレンの働きは重要だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平 ※インジュアリーリスト
西田優大
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
水野幹太
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

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