■宇都宮ブレックスvs三遠ネオフェニックス(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:3月27日15時5分 第2戦:3月28日15時5分
宇都宮ブレックスの連勝が6でストップした。東地区首位に土をつけたのは同地区5位の富山グラウジーズ。両者による1試合のみの第28節は、宇都宮の守備を富山の攻撃力が上回る形となった。
宇都宮は第2クォーターに4本の3ポイントシュートを決められ、14点ビハインドで前半を終了。第3クォーターはディフェンスの強度を上げて反撃を試み、同クォーター残り1分54秒に逆転に成功した。それでもこの日の富山は、ジュリアン・マブンガとジョシュア・スミスに加え、松脇圭志、橋本晃佑らも思い切りの良さが光り要所での得点をマーク。宇都宮は最後まで競り合うも、残り17秒に岡田侑大に決定打を許し、85−90で敗れた。
宇都宮は今節、西地区9位の三遠ネオフェニックスと今シーズン初対戦を迎える。その三遠は前節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのダービー戦で20点差の黒星。試合をとおして相手に高確率でシュートを決められ、29本ものアシストを献上。攻撃では4選手が2ケタ得点を挙げるも、寺園脩斗が8本中1本のみのフィールドゴール成功に終わるなど、もうひと伸び足りなかった印象だ。
ホームで仕切り直しとなる宇都宮は、前節の第3クォーターに見せた堅守速攻を40分間コンスタントに披露したいところ。富山戦では速攻から21得点を稼いでおり、反対に前節の三遠はファストブレイクから19点を失った。三遠は、ミスをしても相手のカウンターをどれだけ防げるか。また、今節で活動期間を終える常田耕平と兪龍海、前節デビューを果たした鈴木空ら若手の勢いも勝利へは必要だ。
文=小沼克年
■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット
星川堅信 ※特別指定
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明 ※インジュアリーリスト
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
岡田慎吾
西川貴之 ※インジュアリーリスト
鈴木達也
常田耕平 ※特別指定
兪龍海
カイル・ハント
鈴木空
津屋一球
ステヴァン・イェロヴァツ