2021.04.23

4連敗中の広島ドラゴンフライズ、勝利へ向けディフェンスを整備できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズ vs 滋賀レイクスターズ(@広島サンプラザホール)
第1戦:4月24日13時35分 第2戦:4月25日13時35分

 西地区最下位の広島ドラゴンフライズが連敗ストップを目指して、滋賀レイクスターズに挑む。今シーズン初の月間勝ち越しがかかる相手を止めることができるか。

 広島は4連敗のうち3敗で前半にリードを奪うものの、後半に逆転負けが続いている。先週末の島根スサノオマジック戦では第4クォーターに第1戦は25失点、第2戦は32失点とディフェンスで我慢できなかった。相手のトランジションオフェンスに対応できず失点を許し、外国籍選手のところでスピードのミスマッチを突かれるなどミスが目立った。トーマス・ケネディが久しぶりに出場して活躍したが、その流れを生かせなかった。

 一方、滋賀は4月に入って4勝3敗と白星が先行している。3度の同一カード2連戦で、いずれも第1戦で勝利。前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦ではジョナサン・オクテウスが29得点をたたき出し、ジョーダン・ハミルトンが決勝点となる3ポイントを成功させた。さらに3戦連続スタメンの今川友哲もディフェンスやリバウンドで存在感を発揮し、シーズン序盤から成長を見せている。

 広島と滋賀の対戦成績は1勝1敗。広島が勝利した試合は、尺野将太ヘッドコーチ体制での初白星だった。課題である試合終盤のディフェンスを整備し、20点差をつけたような当時のゲームを再び披露したい。対する滋賀は、屈強なインサイド陣に対して、前回対戦でオフェンスリバウンド6本と10得点を記録した今川の活躍に期待したい。月間勝ち越しに向けチームを勢いづかせられるか。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(ヘッドコーチ:尺野将太)
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
柳川幹也 ※特別指定
チリジ・ネパウエ
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗

・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

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