悲願の頂点を目指す戦いに挑む千葉ジェッツ、ポイントはインサイドの攻防と速攻

千葉ジェッツ vs シーホース三河(@船橋アリーナ)
第1戦:5月15日15時5分 第2戦:5月16日15時5分
第3戦:5月17日18時5分(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 過去2シーズン続けて準優勝に終わり、今シーズンこそ頂点に立ちたい千葉ジェッツ。東地区2位を確保した今シーズン、まずはシーホース三河をホームに迎え撃つ。第27節の直接対決は千葉がディフェンスで先勝したが、第2戦は80点台の勝負を三河が2点差で制している。

 千葉は、チャンピオンシップ進出チームの中では最も遅い5月10日にレギュラーシーズン最終戦を戦い、前半はハイスコアで推移しながらも後半にディフェンスを締め、この一戦にワイルドカード上位がかかっていたサンロッカーズ渋谷を21点差で退けた。4週連続で水曜日にも試合を消化しているため疲労度が気になるところだが、9連勝とこの上なく良いムードでCSに入った。

 大阪エヴェッサとの最終決戦で1勝1敗に終わり、西地区3位フィニッシュとなった三河だが、第2戦は第2クォーターの31―11というスコアが効き、白星でレギュラーシーズンを終えた。その第2戦はシェーファーアヴィ幸樹が19得点に加えて、自己最多の19リバウンド。熊谷航も2戦とも12得点とパフォーマンスが上がっている。

 ファウル数、被ファウル数ともにリーグ最少クラスの三河は、大阪との試合も被ファウル数が2戦とも13個、ファウル数に至っては1戦目が10個、2戦目はわずか7個だった。第27節の直接対決ではファウル数、被ファウル数ともに2戦とも20個前後を記録しており、それを踏まえて双方がどのようなゲームプランで臨むかが興味深い。ポイントはインサイドの攻防と、千葉の速攻の頻度だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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