2021.11.09

【三河vs琉球】西地区首位攻防戦…三河は前節同様ディフェンスの出来が勝敗のカギに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河 vs 琉球ゴールデンキングス(@ウィングアリーナ刈谷)
11月10日19時5分

 10月を7勝2敗で終えて西地区2位につけていたシーホース三河は、前節の横浜ビー・コルセアーズとの第1戦を4点差で勝ちきったが、得点は67点と伸び悩んだ。すると第2戦は、第1戦と同じ67得点ながらも79失点で敗戦。相手のディフェンスの強度に苦しみ、オープンショットも精度を欠いたが、後半に相手を勢いに乗せてしまったディフェンス面にも課題が残った。今節も含めた11月の残り3試合はすべてホーム。ここで失速するわけにはいかない。

 今節の相手は、現在西地区首位を走る琉球ゴールデンキングス。前節は新潟アルビレックスBBに2戦とも立ち上がりこそやや苦しめられたが、徐々に地力の差を見せつけて退けた。古巣との対戦となった今村佳太は、第1戦で23得点と強烈なパンチを見舞い、同じく古巣戦のアレン・ダーラムも2戦連続でダブルダブル。現在5連勝中で、安定感という点では現時点でリーグトップクラスと言って差し支えないだろう。

 前節の結果で星1つの差がついたが、両者はすでに第2節にも対戦して1勝1敗と星を分けており、三河は今節勝てば直接対決の結果で上回って地区首位に浮上する。その第2節は第1戦が78-90で黒星を喫したが、第2戦は得点を69点に下げながらも失点も52点まで減らして勝利。前節の横浜戦と同様にディフェンスの出来が勝敗を分けることは間違いなく、今シーズン取り組んでいるゾーンディフェンスを効果的に使えるかどうかは重要なポイントになりそうだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(HC:鈴木貴美一)
柏木真介
細谷将司
カイル・コリンズワース
長野誠史
ジェロード・ユトフ
根來新之助
角野亮伍
西田優大
橋本晃佑
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・琉球(HC:桶谷大)
小寺ハミルトンゲイリー
並里成
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇 ※インジュアリーリスト
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

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