2022.03.31

【琉球vs滋賀】西地区首位を快走する琉球、滋賀の多彩なディフェンスを攻略できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

琉球ゴールデンキングス vs 滋賀レイクスターズ(@沖縄アリーナ)
第1戦:4月2日18時5分 第2戦:4月3日18時5分

 西地区首位を快走し、地区優勝マジック「12」が点灯する琉球ゴールデンキングス。7連勝中と好調だが、前節の信州ブレイブウォリアーズ戦では苦戦を強いられた。

 第1戦は2度の延長戦の末に87-84で辛勝すると、第2戦は相手の猛攻を振り切って73-66で接戦を制した。両日ともに第1クォーターで相手にリードを奪われる展開となったが、試合中に立て直しを図り勝利をモノにした。

 対する滋賀レイクスターズは14連敗中と苦境が続いているものの、30日の群馬クレインサンダーズ戦では83-84とあと一歩まで迫った。前半終了時点で34-44と10点のリードを奪われたが、第3クォーターにショーン・オマラを中心とした攻撃で28点を奪い、同点に追いついた。シーソーゲームとなった最終クォーターでは力負けし敗戦となったが、ノヴァー・ガドソンを欠きながらも粘り強い戦いを披露した。

 琉球は30日の千葉ジェッツ戦が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、今節は1週間ぶりの試合となる。滋賀とは今シーズン2度対戦してどちらも勝利しているが、接戦となった試合もあった。地区優勝へ前進するためにも、今節では序盤から強度の高いディフェンスを披露し、40分間隙のない戦いを見せたいところだ。

 滋賀としては群馬戦で見せたような多彩なディフェンスで相手を翻弄できるか。5日に琉球と対戦した際は20個のターンオーバーを誘って速攻へとつなげた時間帯があっただけに、今回もその再現を狙いたい。群馬戦でラストショットを決められず悔しい思いをしたキーファー・ラベナが、今度こそ勝利を引き寄せる仕事をしてくれるはずだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・琉球(HC:桶谷大)
小寺ハミルトンゲイリー
並里成
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太 ※特別指定
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

・滋賀(HC:ルイス・ギル)
澁田怜音
ワース・スミス
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介 ※特別指定
トビンマーカス海舟 ※特別指定
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

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