2022.04.28

【川崎 vs A東京】CSホーム開催権を賭けた大一番…どちらが先に主導権を奪えるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

川崎ブレイブサンダース vs アルバルク東京(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:4月30日19時5分 第2戦:5月1日16時5分

 地区2位以上に与えられるチャンピオンシップのホーム開催権を賭けて、東地区3位の川崎ブレイブサンダースと同2位アルバルク東京が川崎市とどろきアリーナで激突する。

 川崎は前節、同1位の千葉ジェッツを92-77で下した。開始直後からエンジン全開で攻め立てて主導権を握り、第1クォーター終了時点で7点のリードを奪うことに成功。その後は接戦となったが、流れは渡さず15点差の勝利を収めた。ニック・ファジーカスの18得点を筆頭に5選手が2ケタ得点をマークするなどバランスのいい攻撃を披露した。

 一方、ケガ人続出で苦しい台所事情を強いられているA東京は前節、レバンガ北海道に82-73で勝利した。ジョーダン・テイラーライアン・ロシターアレックス・カークが不在となったものの、田中大貴が24得点、セバスチャン・サイズが17得点16リバウンドと活躍。若手の吉井裕鷹平岩玄笹倉怜寿も存在感を示した。

 川崎は今節がレギュラーシーズンホーム最終戦。2連勝すれば2位浮上の可能性もある大一番だ。千葉戦のように序盤から堅守で流れを引き寄せられるかがポイントになりそうだ。相手の得点源である田中に対しては徹底マークで封じ込めたい。

 対するA東京は選手全員の奮起が必要不可欠だ。川崎はB1で2位の平均88.5得点の攻撃力を誇っているため、相手に気持ち良くシュートを打たせないことが重要。特にファジーカスへは最大限の警戒を示さなければならないため、サイズの好守に期待したい。

 文=大橋裕之

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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