2024.03.23

熊本がチーム最多得点のウッドベリーら3名の負傷発表「エナジーを送り続けて」指揮官呼びかけ

熊本から負傷が発表されたウッドベリー、長島、マクリーン[写真]=B.LEAGUE
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 B2西地区の熊本ヴォルターズは3月22日、ジャメール・マクリーン長島蓮テレンス・ウッドベリーの3選手が負傷離脱したことを発表した。いずれも復帰時期の目安などは明言されていない。

 アメリカ出身で現在35歳のマクリーンは、203センチ103キロのパワーフォワード兼センター。今シーズンから熊本に加入すると、ここまで48試合に出場し、1試合平均15.7得点8.9リバウンドを記録していたが、16日に行われた第26節のバンビシャス奈良戦第1戦で脳震盪を発症。今後の復帰時期については、Bリーグが定める段階的復帰プロトコルに従って判断される。

 ポイントガードを務める身長177センチの長島も、奈良との第2戦で脳震盪を発症。加入2シーズン目の今シーズンは、ここまで44試合に出場し、1試合平均6.0得点2.9アシストをマークしていたものの、西地区優勝を争うシーズン終盤に戦線離脱することになった。

 アメリカ出身で現在36歳のウッドベリーは、203センチ103キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。こちらも加入1年目ながら、ここまで41試合に出場し、チーム最多の1試合平均19.6得点、フィールドゴール成功率51.2パーセント、3ポイントシュート成功率43.7パーセントという高い数字を叩き出していたが、17日の奈良戦で負傷したとのこと。クラブはウッドベリーの復帰時期について「経過を見ながら判断いたします」と声明を出している。

 現在B2西地区3位の熊本は、すでに昇格プレーオフへの進出を決めており、首位の滋賀レイクスと3ゲーム差、2位のライジングゼファー福岡と1ゲーム差の好位置につけている。逆転優勝の可能性も残されている中、主力選手が相次いで離脱してしまった事態について、遠山向人ヘッドコーチは以下のようにコメントした。

「チームは3名の不在期間中のテーマを“PROGRESS”,“TOUGHNESS”,“TOGETHERNESS”と定め、プレーオフに向け一人ひとりが真の成長を目指し、困難に立ち向かうより強固な団結を獲得する機会、チャンスととらえています。そのために今週は“Communication”,“High Five”、“Care”、“Difference”、“Your Strength”という明確なツールを意識し、ハードワークを続け勝利を目指しています。これらのテーマやツールの多くはヴォルターズレッドの皆さんも一緒に取り組めるものです。ブースターの皆さんも含めたより強固な団結を作り上げたいです。大変な状況だからこそ、ポジティブなエナジーを送り続けてください。今節も一緒に戦いましょう」

 熊本は23日と24日に開催されるBリーグ第27節で、すでに東地区優勝を決めているアルティーリ千葉をホームに迎える。

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