12月22日に開幕する「JX-ENEOSウインターカップ2016 平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」。洛南高校(京都府)や明成高校(宮城県)、北陸高校(福井県)などは多くのBリーガーを輩出しているが、九州の伝統校、福岡大学附属大濠高校(福岡県)もその一つだ。
チームの指揮を執っている片峯聡太コーチは、橋本竜馬、金丸晃輔(ともにシーホース三河)の高校時代の一つ上の先輩。早くから指導者への道を志し、筑波大学卒業後の2010年より母校の指導者となったが、Bリーグでプレーしていたかもしれない実力者だった。大学時代の後輩にあたる田渡修人(三遠ネオフェニックス)も、尊敬する人の一人として片峯コーチの名前を挙げる。
田中國明前監督(現総監督)時代は1対1に長けた選手がズラリとそろい、オフェンス8割と言っても過言ではないほど、“イケイケドンドン”なチームだった。後継者の片峯コーチはそのエッセンスも引き継ぎつつ、ディフェンスへの比重も高めている。
津山尚大(琉球ゴールデンキングス)をキャプテンに据えた2014年にインターハイ優勝、ウインターカップ準優勝という好成績を挙げたにも関わらず、翌年の2015年から全国大会での勝ち星がない。今後Bリーグ入りしてくるだろう全国屈指の選手層をそろえながらこのまま沈黙しているわけにはいかない。今大会こそ奮起が期待されている。
B1所属の福大大濠OBは以下のとおり。
■B1所属の福大大濠OB
橋本竜馬(シーホース三河・2006年度卒)
金丸晃輔(三河・2006年度卒)
久保田遼(大阪エヴェッサ・2007年度卒)
長谷川智伸(滋賀レイクスターズ・2008年度卒)
津山尚大(琉球ゴールデンキングス・2014年度卒)
文=青木美帆