2019.07.22

インターハイ女子注目校(5)開志国際(新潟)「最大の強みはアウトサイドの3年生トリオ」

取材歴15年目でミニバス、中学、高校、大学、トップリーグに日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

7月28日から8月2日にかけて鹿児島県で行われる「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」。バスケットボールキングでは、“令和初”の高校チャンピオンを決する夏の全国大会を前に、今大会で見るべき注目チームをピックアップした。

■女子注目チーム(5)開志国際高校(新潟県)

「山口里奈がエース的存在。それと木村真唯と小野寺佑奈のツーガード」

 指揮を執る伊藤翔太コーチがこう言い切るように、開志国際高校(新潟県)の最大の強みは3人を中心としたアウトサイド陣だ。ミドルシュートを面白いように決める点取り屋の山口に、ポイントガードとしてオフェンスを組み立てながら要所では自身も3ポイントシュートを沈める木村。そしてシックススマンとして流れを変えられる突破力とシュート力を持つガードの小野寺と、3人の攻撃力は高い。

 また、ともに中学時代には全国大会を経験したキャリアもあり、「令和元年度北信越高等学校体育大会バスケットボール競技会兼第58回北信越高等学校バスケットボール選手権大会」でも攻撃の先頭に立ってチームを盛り立てていた。その働きぶりは、「うちのアウトサイド陣はどのチームとやっても全国的には戦えるレベルにあると思います」(伊藤コーチ)という言葉がうなずけるほど。

今大会は第3シードに入った[写真]=田島早苗

 そのため、チームの目下の課題はインサイド陣で、北信越大会を終えて「ファウルトラブルがインサイド陣のところで準決勝、決勝と2試合も起きてしまいました。まだまだ甘いところがありますね」と伊藤コーチは厳しい。だが、すぐに「逆に捉えれば、インサイド陣がレベルアップをすれば、それがそのままチームのプラスになるということ。例えばリバウンドのコンタクトを少し強くするとか、ボールウォッチャーにならないことを徹底するとか、1本でも2本でも外のディフェンスを守れるようになるといったようなことです。いい意味で伸び代と捉え、インターハイまでの期間を取り組んでいきたいです」とも語った。

 北信越大会では、決勝で勝利を呼び込むような3ポイントシュートをいくつも決めた伊藤和希(3年)の活躍もあった開志国際。その伊藤やインサイド陣の台頭によっては大きく飛躍する可能性を秘めているチームは、第3シードから虎視眈々と日本一の座を狙っている。

写真・文=田島早苗

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