2019.07.26

【篠山竜青×北陸高校】もう一度日本一へ…インターハイを控える母校でクリニックを開催

国内外のバスケ情報をお届け!

篠山竜青、母校に帰る

 五十嵐圭新潟アルビレックスBB)や石崎巧琉球ゴールデンキングス)、西村文男千葉ジェッツ)、多嶋朝飛レバンガ北海道)など、現在のB1リーグで活躍するポイントガードを多数輩出している福井県の北陸高校バスケットボール部。6月下旬、今年で26年連続47回目のインターハイ出場を誇る名門校に、1人のOBが突撃訪問した。

 川崎ブレイブサンダース篠山竜青だ。当時高校3年生だった2006年の夏にインターハイを制したポイントガードは、同校の体育館を訪れインターハイを控える選手たちへクリニックを開催。併せて新作シューズの試し履き会も実施した。

 今年の北陸は、篠山と同ポジションの伊藤瑠偉がキャプテンを務める。202センチの高さを誇るダンテ・スレマニィ、エースシューターの高橋颯太がオフェンスを引っ張り、2年生の小川翔矢はガッツあるプレーで攻守を盛り立てる。フィット性・可動性・軽量性のバランスを追求した新作シューズは、堅いディフェンスから速いバスケットを伝統とする北陸にとって、まさに“鬼に金棒”だ。

プレーと言葉で、後輩たちへ“伝える”

「少しでもみんなに何かを伝えられればなと思って来ました」

 まずは後輩たちに挨拶をした篠山は、そう控えめに話すと、さっそく選手たちとウォーミングアップを開始。1対1のメニューでは「もっと間合いを詰めてほしい」と、自身の言葉と体で“日本一を勝ち取ったディフェンス”を披露した。キャプテンの伊藤も、「高校の試合では、なかなかあんなに激しいディフェンスは見ない。まずは相手のガードにパスをさせない、前を向かせないことが大事なのですごくタメになりました」と、インターハイへの課題改善へ手応えをつかんだようだ。

 続く「シュートチャレンジ」では、代表者1人が篠山と3ポイントで対決。計5本放ち、より多くリングを射抜いた方が勝者となるが、ともに5本中3本となりサドンデスへ。それでも最後は、後輩たちの一発ギャグや即興コントなどの妨害をかいくぐった篠山が、辛くも勝利を収めた。

「高校時代に言われたことを、いくつかみんなに伝えなきゃいけないなと思っていて……」

 試合形式の5対5を終えると、篠山が選手たちを集め熱いメッセージを送った。

「人生80年、90年、今はもっと長くなったけど、北陸高校での生活はたった3年間。親元を離れて学校と寮の行き来しかないこの3年間の中で『何をしにきたのか』を心の中に持って3年間過ごして欲しい。俺は(高校時代に)優勝もさせてもらって今現役を続けられているけど、この3年間で『もっと頑張ればよかった』って後悔しているOBはたくさんいる」

「『何をやりにきたのか』の答えは1つしかないでしょ? 全国大会出場が目標じゃない。全国ベスト8でもベスト4でもない。やっぱり日本一だと思う」

「Bリーグでも北陸高校のOBの先輩がいれば試合前に挨拶に行くし、学年が離れているけど後輩と対戦する時は『北陸高校の後輩の誰々です』って挨拶に来る。OBの人はみんなが思っている以上に、みんなを応援しているし、心配していることを知って欲しい」

 篠山は、最後にもう一度言った。「日本一を目指してほしい」

28日からのインターハイで、北陸は市立船橋高校(千葉県)との初戦に臨む。偉大な先輩からの想いを受け止め、再び全国制覇を成し遂げられるか。

北陸の選手が新作シューズを試し履き

 クリニック中、北陸の選手たちはアシックスの新作シューズを履いてプレー。選手たちに率直な感想を聞いた。

「予想以上にフィット感があって、動きやすかったです」

「ローカットだけどシュータンが足首の部分と一体になっていて、しっかりケガの防止になっているところがいいと思いました」

「このシリーズはお気に入りで以前から履いています。自分に合っているので、これからも履き続けます」

「すごく軽いので、いつもよりもジャンプ力が上がりました」

「普段は違うメーカーのバッシュを履いているんですけど、こっちの方が軽くて動きやすいです」

「機能性は以前から優れている印象ですが、最近のアシックスはデザインもカッコいいので好きです」